お金を借りると言えば「カードローン」とイメージする人も多いのではないでしょうか。ではカードローンとは何か?と言われるとよくわからないという人もいるのではないでしょうか。
誰でも利用することができるのか?カードローンはどこで扱っているのか?どんな特徴があるのか?など、ここではカードローンとは何か?紹介していきます。カードローンでの融資を考えている人は、実際にお金を借りる前にカードローンのことを知りましょう。
カードローンとは個人向けの無担保融資のことを言い、比較的幅広い人が融資を受けることができます。
しかし原則として以下のような条件を満たしていないとカードローンでの融資はできません。
未成年では融資を受けることはできませんし、最高でも60代の人にのみ融資をしていることが多く70代の人で融資できるローンは少ないです。年齢の上限はカードローンによって異なるため60歳までのこともあれば65歳までということもあるため確認が必要です。
カードローンとキャッシングは同じものと考えている人もいますが、実は異なる点もあるため紹介していきます。まずカードローンとキャッシングの異なる点は融資の金額が挙げられます。
キャッシングは比較的少ない金額の融資のことを言い、カードローンは高額の融資のことを指すことが多いです。また返済の方法も異なり、キャッシングの場合は少ない金額の融資が多いため、翌日の一括払いをする人が多いです。
カードローンは比較的高額の融資になるため分割払いやリボ払いでの返済になることが多いです。金利面はキャッシングよりもカードローンの方が低い傾向にあります。
カードローンを使った方がお得になることもあれば、キャッシングを使った方がお得になることもあるため目的や状況に合わせて使い分けるようにしましょう。例えば自分の金銭面から一括払いできる金額の小口融資ならキャッシングで、高額の融資ならカードローンと使い分けることができます。
カードローンはフリーローンの一つですが、異なる点もあります。大きな違いとしては、カードローンは繰り返し借入することができますがフリーローンでは繰り返しの利用ができない点にあります。
カードローンにはカードローンの良い点がありますし、フリーローンには不利ローンの良い点があるため使い分けが重要となります。繰り返しの借入と返済ができるカードローンは利便性が高く急ぎでお金が必要になった時に便利です。
対してフリーローンは一度しか借入することはできませんが、それ以上の借金が増えるリスクが低いため返済に専念できるため借りすぎの防止にもなります。カードローンを使っていて、ついつい使いすぎてしまうということも少なくないため、借りすぎを防ぎたい場合にはフリーローンがオススメです。
目的や状況に合わせてカードローンとフリーローンの使い分けも考えてみましょう。
カードローンは銀行で扱っているというイメージが強い人もいるのではないでしょうか。確かに銀行で扱っていますが、銀行以外の金融機関でも扱っています。
わかりやすいものとすれば「消費者金融」と言えば、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。その他にも「信用金庫」や「労働金庫」などでも扱っています。
銀行のカードローンは消費者金融よりも金利が低く設定されていることため、消費者金融よりも低金利で融資をしたい人に向いています。
金利が低ければ利息を抑えられるため、最終的な返済金額を減らすことができます。銀行のカードローンは低金利の反面、消費者金融よりも審査基準が高いというデメリットもあります。属性が弱い人や過去に金融事故を起こした人でも融資を受けられない可能性もあるため注意が必要です。
また銀行は2018年以前であればカードローンへ申し込みをした当日に即日融資も可能でしたが、2018年からは即日融資ができなくなっています。銀行カードローンの借入は最低でも翌日以降となってしまうため急いでいる人は銀行のカードローンは避けるようにしましょう。
消費者金融のカードローンは審査が素早く終わるという点がメリットです。
審査が素早いため、消費者金融のカードローンへ申し込みをした当日に融資を受けることもできるため、急きょお金が必要の時に便利です。
消費者金融では「金利0」期間があることも特徴で、短期間のみ無利息で融資を受けることができます。金利0の特典があるため、短期間での借入にもオススメです。
審査は素早いですが、消費者金融は銀行のカードローンよりも金利が高めに設定されています。銀行の上限金利は14.5%前後であることが多いですが、消費者金融での上限金利は18%のことが多く、銀行よりも利息が高くなります。
急いでいる人や短期間の借入には便利ですが、利息が高くなってしまうこともあるため消費者金融で借入をする場合は利息に注意するようにしましょう。
貸金業法に「総量規制」というものがあり、消費者金融やクレジットカードのキャッシング枠で借入をする場合、借入できる金額に規制がかかります。
この総量規制の対象になるのは貸金業者のみです。
つまり銀行カードローンは総量規制にならないため、年収の3分の1を超えての融資も可能になるため、高額の融資をするなら銀行のカードローンがオススメになります。
カードローンで融資を受けたのであれば必ず返済する義務が発生します。融資を受けるのであれば、融資を受けた後の返済のことも考えなくてはいけません。考えずに融資を受けてしまうと損をしてしまうこともあるため、無理なく返済するコツを知っておきましょう。
カードローンで無理なく返済していくためにはやはり自分の返済能力を把握することにあります。返済する場合は、自分の返済能力内に収まる範囲で融資を受けるようにしましょう。
カードローンを扱っている銀行や消費者金融のwebサイトには返済計画に役立つシミュレーションもあるため借入をする前に利用すると計画を立てやすくなります。
カードローンでの返済は基本的に約定返済になっており、毎月決められた最低金額を返済していくことになります。最低金額のみで返済していけば無理なく完済することができますが、完済までの時間がかかってしまい利息もどんどん高くなってしまいます。
カードローンは限度額の範囲内で枠が空いていれば繰り返し融資を受けることができます。
いざという時に便利ですが、繰り返し使うとその分借金も増えてしまうため、追加借り入れをしないことが返済時もポイントです。
繰り返し借入をしてしまうとなかなか完済できませんし、借金が長期化して利息もどんどん高くなってしまうため、本当に必要な時以外は追加で借入をしないようにしましょう。カードローンはついつい借りすぎてしまったということも多いため、借入をする前に本当に借入が必要なのかよく考えるようにしましょう。
カードローンで取引をする場合、手数料がかかることも少なくありません。例えばATMで借金を返済する場合にATM手数料がかかることもあります。多くの場合、手数料は1万円以下であれば108円、1万円以上であれば216円発生します。
この金額を見て、たったのこれだけと考える人もいますが、カードローンでの借入金額によっては返済回数が増え、返済のたびにATM手数料が取られてしまうと積み重なって大きな金額となってしまいます。
そのためカードローンで返済する時はできるだけ手数料が掛からない方法で返済することをオススメします。手数料が掛からない方法で返済すれば無駄な出費を抑えることができるため、賢い返済方法と言えます。
いざお金が必要になった時に、誰にもばれずに借入をしたいと考える人は多いです。カードローンは家族や友人にばれずに融資を受けることもできるため、内緒でお金が必要になった時にはカードローンがオススメです。
ただし絶対にばれない保証はありませんし、実際にカードローンの借入がばれてしまったということもあります。カードローンをばれずに使うには考えてカードローンを使う必要があります。
カードローンで契約するためには「在籍確認」を必ず済ませなくてはいけません。在籍確認は基本的に勤務先への電話連絡で行われることが多く、在籍確認で会社の人にばれないか不安になる人も多いです。
カードローンの在籍確認では個人名で電話してくれることも多く、ばれる可能性はとても低いです。貸金業であれば契約者以外の第三者にカードローンの契約を知らせてはいけないという法的なルールもあるため、ばれることは少ない。
ただ勤務先に個人名で電話をかけてくるため、電話に出る人によっては怪しまれてしまうこともあります。例えば電話に出た人もカードローン経験者の場合だとカードローンの在籍確認と疑われてしまう可能性もあります。
在籍確認の電話連絡でカードローンがばれたくないのであれば、カードローンによっては書類提出での在籍確認ができる場合もあります。ばれる可能性をできるだけ減らしたいという場合は書類での在籍確認に対応しているカードローンへ申込するようにしましょう。
カードローンの返済を延滞や滞納してしまうと、借金をしていたことがばれてしまうことがあります。なぜかというと、返済の延滞や滞納をすると自宅へ督促状が届いてしまうためです。
督促状からカードローンから借金をしており、延滞しているということが家族にばれてしまう可能性もあります。そのため、ばれずにカードローンを利用したいのであれば返済は毎月必ず行うようにしましょう。
返済を延滞してしまうと、カードが停止されてしまうこともあるため督促状が届いたら案内を無視しないですぐに電話をしてカードローン会社と相談するようにしましょう。
カードローンを使っていると目的別ローンを組む時の審査に影響を与えることもあります。目的別ローンというのは以下のようなローンが挙げられます。
カードローンの利用状況によって目的別ローンの審査に影響を与えることもあるため、目的別ローンのことも考えてカードローンを利用する必要があります。
カードローンで借金がある状態で目的別ローンに申し込みをした場合、目的別ローンの審査に落ちやすくなってしまいます。理由としてはカードローンで借金がある場合、カードローンへ毎月返済していることになり、その状態で目的別ローンの返済できるのか?という疑問があるからです。
多くの場合「返済は難しい」と判断されてしまうため、目的別ローンに審査に落ちてしまいます。目的別ローンに申し込みをした段階でカードローンの借金がある場合は、カードローンの一括返済を条件に目的別ローンで融資をしてくれるケースが多いです。
カードローンで借入をするのであれば将来的に目的別ローンを使うことも考えて融資をしなくてはいけません。
カードローンと契約した状態で借金はない、という状態でも過去のカードローンの返済状況によっては目的別ローンの審査に落ちやすくなることもあります。特にカードローンを利用していた時に返済の延滞や滞納をしていた人は注意が必要です。
返済の延滞や滞納の履歴が残っていると目的別ローンの審査にまず通ることはありません。特に3か月以上の長期間の滞納をしていた人は注意が必要です。カードローンの返済履歴はしばらくの間は履歴に残ってしまうため、目的別ローンの利用を考えている人は延滞や滞納には注意しましょう。
カードローンの返済の履歴はCICやJICCといった信用情報機関に申請をすれば履歴を確認することができるため、心配の人はローンに申し込みする前に確認してみましょう。
カードローンは借入をしたお金を比較的自由に使うことができて便利ですが、目的別ローンに比べると金利が高いです。お金の使い道がハッキリと決まっているのであれば目的別ローンの方が低金利でお金を借りることができます。
ただし目的別ローンはカードローンよりも貸し付け対象が厳しいため、申し込み時にはよく確認しておく必要があります。わかりやすい例でいえば年収が○○〇円必要といった条件が決められていることもあるため、貸付条件を必ず確認しましょう。
目的別ローンは金利が低いため、契約外の目的で使おうと考える人もいます。例えば自動車ローンで借りえ、自分の個人的な趣味にお金を使うなど、こういった目的別ローンで借りたお金を目的外で使う行為は契約違反となります。
もしもばれてしまった場合には全額返金などを迫られる可能性も多いため、目的外に使わないように気を付けましょう。
カードローンは無担保で融資できる個人向けのローンのため、条件を満たしていれば融資を受けられます。「20歳以上で安定した収入がある」個人が融資を受けられるため、働いており毎月給料をもらっている人であれば融資を受けられる可能性が高いです。
カードローンは銀行や消費者金融、信用金庫などで扱っています。金利を重視するなら銀行カードローン、即日で短期間の融資であれば消費者金融がオススメです。信用金庫などのカードローンは銀行や消費者金融よりも低金利のことが多いですが、その分審査に基準が厳しいですし、申し込みの条件が厳しいこともあります。
お金の使い道が明確に決まっているのであればカードローンよりも、住宅ローンや自動車ローンといった目的別ローンを使った方が低金利で借入することができます。その分審査が厳しめになりますが、目的が決まっているのであれば目的別のローンでの借入も検討してみてください。
カードローンなどでお金を借りる場合は、返済のこともよく考え「延滞」や「滞納」をしないように返済計画を立ててから借入するようにしましょう。
また返済する時には余裕があれば繰り上げ返済や随時返済を使って完済までの期間を短縮することも考えましょう。