葬儀費用が無くて困る人が急増!知っておきたいお葬式のすべて

高齢化社会の問題が取り上げられるようになって久しいですが、これまで注目されてきたのは年金や医療費などの社会保障制度が主なものでした。

しかし、最近徐々に問題となってきているのが、葬儀に関することです。

葬儀費用が無くて困る人が増えている

日本が高齢化社会と呼ばれるようになったのは、1970年のことでした。その後1994年には高齢社会となり、2007年には超高齢社会となりました。

よく聞くこれらの言葉ですが、この指標はWHO(世界保険機構)が決めた指標です。ここでいう高齢とは、65歳以上の人のことを指しています。

65歳以上の人口が全体の人口の7%を占めると高齢化社会となり、14%を超えると高齢社会、21%を超えると超高齢社会と呼ぶと定められています。

日本ではこの超高齢社会において、特有の問題をいくつか抱えています。医療の問題、介護の問題などはよくメディアでも取り上げられていますが、最近新たに表面化してきた問題があります。

それは、お葬式をあげたものの支払いができないといった、お葬式の費用に関する問題です。

超高齢社会とは、それだけなくなる人が多い社会とも言い換えられます。人が亡くなれば当然しなければならないのが「お葬式」です。しかし、このお葬式にかかる費用が払えないという人が増えてきているのです。

一人の人が当事者としてお葬式に携わることはそう多くはありませんので、葬儀にどれくらいかかるのか全く知らずに初めての喪主をすることになる人がほとんどです。

初めて親がなくなるという状況に、どんなに冷静な人でも多少なりとも動揺することでしょう。また、通常お通夜は亡くなった次の日、葬儀はお通夜の次の日に行いますから、どんな葬儀が良いのか、費用はどれくらいかかるのか、どれくらいなら払えるのかをゆっくり考えている時間はありません。

大抵の方が、葬儀会社に言われるがまま、ベルトコンベヤーに載せられるようにお葬式を済ませ、請求された葬儀費用の総額をみて愕然とする、というケースが多いようです。

最後のお別れですから、故人を悼む気持ちを大切にしたいのにこんなことでは故人を悼むどころか、憎しみにつながりかねません。

送る側も送られる側も幸せな最期を迎えられるよう、葬儀費用について正しく把握しておきましょう。

葬儀費用はどれくらいかかる?

一般的に、葬儀費用はどれくらいかかるものでしょうか。

調べてみると、現在の日本の全国平均では約200万円となっています。如何でしょうか、結婚式と変わらないくらいかかることに驚く人もいるかもしれません。

実は葬儀にかける費用も地域差がありますし、亡くなった方の生前の社会的立場によるところも大きいので、これほどかからない場合もありますし、この倍以上かかる場合もあります。

なので一概には言えませんが、平均的なお葬式で考えた場合、この費用には何が含まれているのでしょうか。

何にどれくらいかかるのかを理解しましょう

例えば結婚式費用には、会場代から食事代、新郎新婦の衣装代や会場の装花代、新婚旅行代も含まれている場合もありますよね。

お葬式も同様で、一口に葬儀費用と言ってもこの費用には、会場代や祭壇代の他に様々な費費用が含まれています。

例を挙げると、病院から斎場または自宅までのご遺体の搬送代、納棺作業の費用、参列者にお渡しする粗供養品代や香典返しの品物代、霊柩車や火葬場を利用する費用などです。

それぞれの費用は、具体的にいうと以下のようになります。

項目 内容 費用
搬送費 ご遺体の搬送 2万円~
納棺作業 遺体の清浄し納棺する 8万円~
返礼品 粗供養品、香典返し等 2,000円×参列者数~
霊柩車利用料 斎場から火葬場までの移動 2万円~
火葬場利用料 住んでいる自治体の場合 3,000円~

遺体の搬送について

遺体は法律的な扱いでは貨物になりますので、貨物を乗せられないタクシーでは移動させることができません。

自家用車であれば運ぶことはできますがご遺体であることを考えると、当然重たいですから簡単に持ち上げることもできません。

後でも説明しますが、ご遺体から血液や尿などの体液が出ることもあります。そういった場合を考え、ご遺体は何かで包んで車に載せる必要があります。
もちろん包まなくても良いですが、その後自家用車が使えるか保証はありません。

ご遺体は、素人が簡単に運べると思ったら大間違いなのです。

ですから、専用の設備のある車両で知識のある専門のスタッフに任せた方が良いでしょう。プロに任せれば、安心ですし、ご遺体に傷をつけることなく安全に運んでくれます。

費用は10キロまでの基本料金+距離による加算があり、2万円から5万円くらいかかるのが一般的です。

ただ、もし万が一旅先などで亡くなったときは大変です。

参列者のことを考えると、葬儀は自宅近くで行う必要があります。そのため、旅先からご遺体を自宅まで搬送することになります。この場合は搬送費で何十万円以上かかることも珍しくなのようです。

もう一つ、葬儀が友引と重なる場合も注意が必要です。

こういった場合、お通夜の日取りを亡くなった翌日ではなく、翌々日に執り行うなどして葬儀が友引にかからないよう調整することもあります。

病院からは、その日のうちにご遺体を引き取るように言われますが、お通夜を翌々日にするならご遺体を斎場に運ぶことができません。

そのため、ご遺体を一旦自宅なりへ引き取り、お通夜の日に再度斎場に運んでもらうことになります。こうなると、病院から自宅、自宅から斎場と搬送費用がかかりますので、5万円から10万円くらいかかる可能性があります。

どうしても自宅に引き取れない場合は、斎場の霊安室等を利用することになりますが、この場合は霊安室の利用料がかかります。

納棺の作業について

納棺とは、棺に遺体を納めることです。

生きている人間なら、たとえ寝ていたとしても関節を曲げ伸ばしするのは簡単ですので、棺にご遺体を納めることが難しいとは想像できないかもしれません。

死後硬直があるということは、刑事ドラマなどでよく知られていると思います。死後硬直の度合いで、死後何時間経過しているかよわかります。この死後硬直は死後1日あまり続き、完全に解けるまで死後90時間が必要です。

つまり、遺体を棺に収めようとするときは、硬直のピークにあるご遺体がほとんど、とういことになります。簡単には関節を動かせない状態で遺体を棺のスペースに納める必要があるのです。

この納棺の作業の前に、仏教では湯灌(ゆかん)の儀や神道では沐浴と呼ばれる儀式があります。

2008年に「おくりびと」という映画でこの儀式に携わる人が取り上げられたことで話題となり、注目を集めましたのでご存知の方も多いかもしれません。

この儀式ではご遺体をお湯できれいにすることから始まります。お湯で温めることで死後硬直を和らげ、納棺をスムーズに行うことができるとも言われています。

また、この儀式には、ご遺体を衛生的に保つ役割もあります。

亡くなってすぐから死後硬直が始まるまでの間には、ご遺体には様々な変化があります。

そのうちの一つが、筋肉の弛緩です。

生きている時に筋肉の弛緩は力を抜くのと同義くらいにしか感じませんが、亡くなった場合の筋肉の弛緩は、全く筋肉が機能しない事を意味します。

まぶたも閉じませんし、口も閉じません。胃液の逆流を防ぐ噴門も機能しませんし、肛門の括約筋も、尿をせき止めている膀胱の括約筋も機能しません。

つまり体内に残っているこうしたものが、自然と体外に出てくる事になります。ご遺体の搬送をプロに任せた方が良いと述べた理由もここにあります。

体液が出てこないように基本的な処置は亡くなってすぐに病院で看護師さんが実施してくれますが、ご遺体を納棺する前に再度きれいにする事でより衛生的な状態を保つことができます。

また、病気で亡くなる方の中には、服用していた薬の影響で時間とともに肌の色が変わることもあります。
死化粧をすることで、そうした肌の変化も上手にカバーすることができます。

それ以外にも、死後の見た目の変化は火葬場までの間に進んでしまいます。生きている者にとって、その変化は受け入れがたいものでもあります。故人にとっても、屈辱的なことかもしれません。

この儀式を行うことで、そういった変化を感じさせず、生きていたときと変わらない姿で故人を送り出すことができます。

湯灌の儀の具体的な作業は、ご遺体を洗って清浄し、死化粧を施し死装束へと着替えを行い身支度を整えます。身支度が終わると、ご遺体を納棺する作業が始まります。

湯灌の儀にも、納棺にもご遺体についての専門の知識と技術を持ったスタッフが最低2名くらい必要で、専用の設備も必要になります。

費用はおおよそ8万円くらいかかりますが、納得せざるを得ない金額と言えます。

返礼品について

粗供養品は、参列のお礼としてお通夜や葬儀に参列してくださった人にお渡しする品のことです。500円くらいのお茶の葉などを準備することが多いようです。

香典返しは、いただいた香典に対するお返しのことです。

かつては、香典でいただいた金額の半分くらいの額の品物を後日郵送するとされてきました。しかし最近は、お通夜や葬儀のその日にお返しする当日返しを選択するご家族も多いようです。

その場合は2,000円から3,000円くらいの品物を当日お渡しし、高額の香典をいただいた方には後日その差額分をお返しします。

これらのものは人数分の準備が必要です。百人の参列者があれば、25万円から35万円くらい必要になりますね。

霊柩車利用料

葬儀後、ご遺体を斎場から火葬場まで運ぶ時には霊柩車を利用します。霊柩車の利用料も、ご遺体を斎場まで運んだ時と同じように、基本料と距離による加算があります。

また霊柩車には、後部が装飾された宮型と呼ばれるタイプや、目立った装飾のない洋型と呼ばれるものがあり、それぞれに国産普通車がベースのものや外国産高級車がベースになっているものがあります。

どのタイプの霊柩車を選ぶかで、基本料金が変わります。派手だからシンプルだからで料金に差がつく訳ではなく、どちらかというとベースの車体がどこのメーカーかで差がついているようです。

著名な方の葬儀で、霊柩車をよく観察すると、メルセデスベンツ社のものだったりします。

国産車がベースのものであれば10キロまでおおよそ2万円弱くらいで、火葬場までそれ以上ある場合は距離加算があります。

火葬場までの距離が遠ければ、5万円以上する場合もあります。

火葬場利用料

最後に、ご遺体を火葬する際にも費用が必要です。

火葬場の利用料は、住んでいる自治体に火葬場があれば、数千円で利用できる自治体がほとんどです。

しかし、火葬がのない自治体に住んでいる場合、他の自治体の火葬場を利用することになります。そうすると、大抵3万円以上の利用料が必要となります。中には、5万円以上必要な場合もあります。

自分の住む自治体に火葬場があるかなんて気にしたこともないかもしれませんが、お迎えが近くなった時には気にしてみたほうがいいですね。

大抵の自治体には一つ二つあるようですが、小さな自治体の場合はないところが多いようですので注意が必要です。

ただ、大きな自治体の場合は、二つ問題があります。

一つめは、火葬場までの距離が遠い可能性があることです。

大きな都市でも、火葬場はあちこちにあるものではありません。2、3箇所から5、6箇所です。

斎場から火葬場が、自治体の端と端に位置している場合も考えられます。そうすると、火葬場利用料は安くても、霊柩車利用料が高額になる可能性もあります。

二つめは、火葬場がいっぱいで順番待ちの可能性があることです。

冒頭にも述べましたが、日本は超高齢社会にあり、つまりは亡くなる人も毎日たくさんいらっしゃるということです。

人の体をすっかり焼いて、骨上げができるまでに冷まして、骨上げまですると、一体あたり2時間くらい必要となります。

24時間火葬をし続けても、一基あたり12体です。人口が多い都市では、火葬炉が足りていないのが現状で、今後はそれが深刻になることでしょう。

すでに東京では、火葬が間に合わずご遺体を保管する施設の整備が進められています。今後、火葬の順番が回ってくるまで1週間かかる可能性もあると言われています。

この期間は、ご遺体を保管する施設の利用料が必要になりますから、預ける期間が長ければ長いほどその費用はかさむことになります。

そのほかの費用

上記にあげたのは、葬儀にかかる費用の一部です。そのほかに、ご遺体を冷やすためのドライアイス代や、棺代、司会進行代、参列者を送迎するための車両の利用料、精進落としの費用などもあります。

これらのものを全て含めて、200万円くらいかかるというわけです。

また、仏教の場合はお坊さんに払う戒名代・お布施の費用も別途必要となります。

ここで例に出した葬儀の例は、主に仏式の場合です。キリスト教や神道では、一般的な葬儀が100万円前後でできるようです。

葬儀はそもそも必要なのか

さて、葬儀の費用についてみてきましたが、葬儀費用がないなら葬儀をしなくてもいいではないかと思う方もいるでしょう。

確かに、葬儀をせずに火葬だけすることを直葬といい、この場合は10万円から15万円くらいですみます。

費用の内訳は、ご遺体の搬送代、棺代、火葬場利用料、骨壷代、などが含まれます。

また、法律で死後24時間は火葬できない事になっていますので、その間斎場などにご遺体を安置する場合は、斎場の利用料が必要です。

200万円かかると思っていたものが、10数万円で済むならば多くの人が直葬を選びそうなものですが、実際はそうでもありません。なぜなのでしょうか。

親族やご近所との兼ね合い

結婚式でも本人同士は家族だけでこじんまりとした式で良いと思っているのに、両親がそれでは許さない場合があります。葬儀の場合も同じで、喪主が直葬や家族葬を望んでも周りが許さない場合が多分にあります。

誰にでも仲の良いお友達や普段交流があった近所に住む人など、故人との絆が深い人がいるもので、そういう人達は喪主同様に、故人の死を悲しみ寂しく思っているものです。

葬儀が行われない場合、こういった家族ではない人々は最後のお別れができないことになります。中にはきちんと葬儀をせず最後のお別れの機会を作らないことを厳しく責める人もいるのです。

特にお葬式の場合、結婚式と違って故人本人の意向を、故人本人から話してもらうことができないのも、喪主が苦しむところです。本当に故人が直葬や家族葬を望んでいたとしても、そうだと信じてもらえない場合もあります。

そのため、無理をしてでも大掛かりなお葬式をする家族も少なくありません。

故人にとっての葬儀

葬送という文化は、これまでの長い人間の歴史において育まれてきたものです。つまりは、そうしたほうが良いと、先人たちが考えてきたということです。

宗教的な側面で行くと、仏教では法要を含めた葬送の意味は死者の魂の成仏を助けるものです。お経や備えるお花も、死者の魂がが成仏するための助けとなります。

キリスト教では、故人の罪を祓い復活を祈るためであったり、神への感謝を表すためにあります。

宗教によって葬儀に対する考え方は違いますが、先人たちは魂の存在を信じ、その魂が救われるにはこうした方がいいと考えてきた、ということになります。

遺族にとっての葬儀

一方で、葬儀は遺された家族にとって、故人を喪った衝撃を受け入れられるとようにと先人が編み出した儀式だと言う学者もいます。

私たちにとって、最も大切な人を亡くす体験は人生において数回のことです。何度も経験できることであれば、自分なりに心の傷を癒し乗り越える方法もいずれ身についけることができます。

ですから、最も大切な人を亡くしたという心の傷を乗り越える方法など、自分一人の経験では身につけることができないのです。

しかし心の傷を乗り越えられない場合、トラウマやPTSDという言葉が注目されているように、後々社会生活に支障が出るほど人格に影響を与えるものです。

先人はそのことをおそらく理解していたのでしょう。そして、どうすれば自分一人で乗り越えられない傷を乗り越えられるのかを考え、その結果生まれたのが葬儀であり、ひいては宗教であるとも言えます。

私たちには、その意義を明確に汲み取ることはできないかもしれませんが前の段であげた葬儀の流れには、そんな先人の工夫の集大成とも言えるのです。

故人にとっての葬儀の意味は、生きている間のことしか分からない者にとっては理解の域を超えていますが、遺族にとっては葬儀をしきたりどおりに行うことのメリットは十分にありそうです。

葬儀費用に困ったときは

ここまで、葬儀の何にいくらかかるのか、そして大金を払ってまで葬儀を行うべきなのかをみてきました。

自分の大切な人の万が一の時は、やはり葬儀をきちんとあげておきたいと思った方もいるのではないでしょうか。

それでも、数百万円を現金でその場で用意するのはなかなか難しいことです。

葬儀資金はどのように準備したら良いのでしょうか。

生命保険で準備する

最も一般的なのは、生命保険で準備する方法です。

生命保険のうち、終身保障の死亡保険に加入しておけば何歳で亡くなっても契約時に決めた保険金額を受け取ることができます。

若いうちに入れば、例えば160万円の保険料を払えば、万が一の時200万円を受け取れる、というメリットがあります。つまり、払った以上に保険金を受け取れるということです。

いくら払っていくらもらえるか、という実際の金額はその時々の予定利率と保険に入ろうとする人の年齢によりますが、確実なことはより若いほうが保険料は少なくて済むということです。

ただ、もう葬儀が目前だという場合はあまりメリットはありません。

すでに終身保障の死亡保険に加入しているという人は、保険金をお葬式代に当てることができますので、葬儀資金の心配はしなくても良いでしょう。

葬儀会社の会員になる

保険で準備するには、年齢的に不可能であったり加入は断られたという場合は、葬儀社の会員になるという方法もあります。

葬儀会社のサービスの会員になれば、会員でない人に比べて安い葬儀費用で済む、というメリットがあります。

ただ、安くなるというだけで、200万円必要な葬儀が150万円ですむというレベルですから、それなりの現金の準備は必要です。

葬儀ローンを組む

どうしても資金の準備ができない時は、葬儀ローンを組む人もいます。

ただ葬儀ローンといっても葬儀用の特別なプランというわけではありませんから、他のローンとほぼ同様の利息がかかりますし、もちろん手続きも必要となります。

通常どおり審査がありますので通らないと借りられませんが、資金がなければ他に選択肢はありません。

大抵の葬儀会社には提携している信販会社があります。支払いまで余裕がなければ、ここでローンを組むのが最も早いですし、便利でしょう。ただ、金利は少し高めです。

もし少しでも金利を抑えようと思うのであれば、銀行や労働金庫(ろうきん)のローンを検討してみましょう。

葬儀ローンという名目のローンはありませんが、フリーローンなどを利用することができます。

金利は、銀行の金利>労働金庫の金利です。審査は、銀行の方が労働金庫よりも早く終わります。

銀行のフリーローンの金利がおおよそ1・8%から15%くらいなのに対し、労働金庫の場合4%前後で借りられます。

一見すれば、銀行のフリーローンの場合1.8%で借りられる可能性もあるように思いますが、この金利で借りられる人は滅多におらず、特に今までに利用した実績がない人は上限金利が適用されると思ってください。

労働金庫は、勤めている人でないと借りられませんので注意が必要です。また、審査も銀行や信販会社と違って、仮査定がありますので審査完了までに倍くらいの時間がかかると思ってください。

目安は、銀行の場合は早さを売りにしているので、早ければ申し込み翌日に融資を受けることができます。長く見積もっても3日程度あれば大丈夫です。

労働金庫の場合は、申し込みから仮審査の結果の通知があってから正式な申し込みになりますので、実際の融資まで数週間はかかると思ってください。

スピードを重視するなら、信販会社か銀行を、金利を重視するなら労働金庫を選ぶことをお勧めします。

元気なうちから自分で用意しておくことが肝心

葬儀費用は、元気なうちに自分で用意しておくことが肝心です。そうすれば、あなたに取って大切な家族が葬儀費用で苦労することはありません。

また、簡単な葬儀で良いと思うなら、きちんと意思表示をしておきましょう。

遺言でなら確実ですが、なかなかハードルが高いと思う人はエンディングノートでも良いでしょう。どんな葬儀にして欲しいのかはっきりと記載しておきましょう。

簡単な葬儀を希望する場合は、葬儀をあげる家族を、親戚や友人からの無責任な避難からこうすることで守ることができます。

自分の準備ができたら、自分の両親が準備をしているか確認することも忘れないようにしてください。

大切な人が亡くなった時、純粋に大切な人を思って過ごせる葬儀にできるよう、今のうちから準備をしておきましょう。