使いやすくて使い過ぎないセブン銀行カードローン「ローンサービス」

セブン銀行とそこのカードローン「ローンサービス」、及び「ローンサービス」の5つの特長について説明していきます。

そして、セブン銀行と他の銀行や消費者金融のカードローンについて比較してみて、セブン銀行カードローン「ローンサービス」のメリットとデメリットについて考えて見ます。

その中から、どんな人にセブン銀行カードローン「ローンサービス」が合っているのかを探っていきます。

セブン銀行にはアメリカやインドネシアにもATMがアル!

セブン銀行は、大手流通企業グループのセブン&アイ・ホールディングスの傘下で、コンビニATM事業では最大手となる銀行です。ATM事業は日本国内はもちろんのこと、アメリカ合衆国やインドネシアなどの海外でも広く展開されているのです。

平成11年11月、イトーヨーカ堂とセブン-イレブンが主体となって、当時のグループ店舗に小型ATMを設置する形態の決済銀行を設立する構想が報道され、翌年に銀行業の予備免許を取得、平成13年4月10日に株式会社アイワイバンク銀行として設立されたのがセブン銀行の始まりです。

セブン銀行の事業は、次の4つに分けられます。

  • ATMプラットフォーム事業
  • 決済口座事業
  • 海外事業
  • 子会社を通じて提供しているサービス

ATMプラットフォーム事業がセブン銀行事業の根幹となるATMの各所への設置で、全国2万4千台以上あるATMで6百社ほどの提携金融機関のカードなどが利用できるようになっているのです。また、キャッシュカード無しでスマホだけで入出金ができる「スマホATM」というサービスも提供しています。

決済口座事業が所謂銀行としての役割を果たしているもので、普通預金・定期預金・カードローン・デビットサービスなどを取り扱っているものです。また、海外送金サービスによって、海外に家族・知人がいる人のニーズにも応えています。

海外事業では、ロサンゼルスとインドネシアにある子会社において、現地のATMサービスを行なっています。また、子会社を通じて提供しているサービスとしては、提携銀行かの事務の受託と、「現金受取サービス」などの送金・決済サービスがあります。

セブン銀行のカードローン「ローンサービス」とは?

セブン銀行カードローン「ローンサービス」の申込みには、セブン銀行の口座が必要となります。すでに口座を持っている人は”ダイレクトバンキングサービス”にログインして申し込むことができ、口座の無い方の場合にはローン申込みと同時に口座が開設されます。

「ローンサービス」の申込みから融資までの流れは、次のように4つのステップになっています。

  • STEP1:申込み(本人確認書類の提出)
  • STEP2:審査結果の通知
  • STEP3:キャッシュカードの受取り
  • STEP4:契約手続完了の通知(利用開始)

セブン銀行のサイトから申込む場合には、”申込画面”から必要事項を入力・送信します。本人確認書類は、Webからの提出も可能なので便利ですが、住所が記載された面の画像を送り忘れる不備が多くなっているとのことなんで、注意が必要です。

審査結果は最短で2営業日、遅くても3営業日くらいで登録されたメールアドレス宛てに通知されます。但し、この審査スピードはあくまでも目安なのでそれ以上に時間がかかることもあり、年末年始やシステムメンテナンス作業がある毎月第3日曜日の23時半頃から翌日5時半頃の間は要注意です。

申込みと同時にセブン銀行の口座を開設する人は、キャッシュカードの受取り後にダイレクトバンキングの利用開始登録が必要です。そして、契約手続完了については登録されたメールアドレスに通知がくるので、その後は全国のセブン銀行ATMやダイレクトバンキングサービスで融資を受けられるようになるのです。

セブン銀行カードローン「ローンサービス」の5つの特長

セブン銀行カードローン「ローンサービス」には、次のような5つの特長があります。

  • Web完結申込み
  • ローン取引可能なキャッシュカード
  • 24時間365日借入可能なATM
  • 計画的な毎月定額返済
  • Web確認可能な利用明細書

セブン銀行カードローン「ローンサービス」最大の特徴とも言えるのは、申込みからキャッシング契約までが全てWebで完結できるところでしょう。手持ちのスマホかパソコンからとても簡単にキャッシング申込みができるのです。

ローンサービスの便利な所は、ローン専用のカードが不要というところにもあります。セブン銀行の口座開設を伴うキャッシング契約であるため、そこのキャッシュカードがローン用のカードにもなり、全国のセブン銀行ATMでローン取引ができるのです。

全国にあるセブン銀行のATMやダイレクトバンキングサービスを利用して、24時間365日いつでも借入・返済が可能で、その手数料も無料となるのが、「ローンサービス」の嬉しいところです。

但し、ダイレクトバンキングサービスによる借入金は普通預金への入金となるため、普通預金をATMで引き出す時のATM手数料は必要となってしまいます。また、毎月第3日曜日の23時半頃から翌日5時半頃までは、ダイレクトバンキングサービスは利用できなくなります。

なお、利用限度額には10万円・30万円・50万円の3コースがあり、増額するには新規契約から2ヶ月以上経たないと申し込みはできません。

セブン銀行カードローン「ローンサービス」の返済は、”約定返済”では毎月27日に普通預金口座から自動引き落としされます。月々の返済額は、10万円コースで原則5千円、30万円・50万円コースで原則1万円となっています。

また、”随時(任意)返済”というものもあって、約定返済に関わらず都合のいい金額をいつでもカードローンの口座に入金して返済することができるようになっています。

そして、これらの利用内容はWebによって明細を確認することができるので、しっかりとプライバシーが守られていて安心なのです。

セブン銀行カードローン「ローンサービス」は、事業の根幹となるATMとWebを最大限に活用して、とても利用しやすくなっているのです。

セブン銀行カードローン「ローンサービス」と他行カードローン比較

セブン銀行カードローン「ローンサービス」がどれほどのものなのか、少し他の銀行のカードローンと比較してみましょう。

比較する銀行カードローンは、イオン銀行カードローンとみずほ銀行カードローンです。その借入限度額と金利は次のようになっています。

カードローン 借入限度額 金利
セブン銀行
カードローン
「ローンサービス」
10万円・30万円・50万円 年15%
イオン銀行
カードローン
10万円~800万円
(10万円単位)
年3.8%~13.8%
みずほ銀行
カードローン
10万円・20万円・
30万円・50万円・
100万円~800万円
(100万円単位、
ネット申込みは50万円単位)
年2.0%~14.0%

銀行カードローンの借入限度額と金利を銀行別で比較してみて、セブン銀行が特に違っているところはその最高額が50万円と非常に定額なところでしょう。上記以外の銀行カードローンの最高借入限度額を見ても、三井UFJ銀行で500万円である他は、三井住友銀行・りそな銀行・楽天銀行でも全て800万円なのです。

セブン銀行カードローン「ローンサービス」が他の銀行カードローン」と大きく違っている点は、最高借入限度額が50万円と極端に定額で、借り過ぎの心配が無くて安心といったところでしょう。

セブン銀行と消費者金融のカードローン比較

キャッシングやカードローンといえば消費者金融のイメージが強いので、今度はセブン銀行カードローン「ローンサービス」と消費者金融のカードローンとを比較してみましょう。

比較する消費者金融カードローンは、「アコム」と「アイフル」です。その借入限度額と金利は次のようになっています。

カードローン 借入限度額 金利
セブン銀行
カードローン
「ローンサービス」
10万円・30万円・50万円 年15%
アコム
カードローン(キャッシング)
1万円~800万円
(10万円単位)
年3.0%~18.0%
アイフル
(カードローン)
800万円以内 年3.0%~18.0%

消費者金融大手の「アコム」や「アイフル」においても、銀行カードローンと同様の最高借入金額となっていて、セブン銀行カードローン「ローンサービス」ではその足元にも及びません。また、「アコム」や「アイフル」では初めて利用する人に対しては、最大30日間利息が0円になるという特典があり、捨てがたいところもあります。

消費者金融からのキャッシングでは、少額の借入時に非常に高い金利となるため、セブン銀行で借りた方が断然良さそうなのです。

セブン銀行カードローン「ローンサービス」の5つのメリット

セブン銀行カードローン「ローンサービス」には、5つのメリットがあります。それは、次にあげるような内容です。

  • 選べる融資限度額
  • 一律の金利と返済金額
  • 不要な連帯保証人
  • 自由な資金使途
  • セブン-イレブンATMで24時間借入

お金を借りる時に心配になるのは、どうしても多めに借り過ぎてしまいがちというところでしょう。その点セブン銀行カードローン「ローンサービス」の融資限度額は、10万円・30万円・50万円という超低額のコースから選べるようになっていて、まず借り過ぎてしまうという不安は払拭されます。

キャッシングはあまり無理をせず初めのうちは最低限度の10万円で契約しておいて、状況次第で増額申請をすれば良いのです。融資限度額の増額はカードローンの利用開始から2ヶ月経過すれば申請できるので、その間にじっくりとキャッシングについて考えることができます。

セブン銀行のカードローンの金利が一律15%というのは、他の金融機関のものと比べると少し高いと感じるところですが、10万円などのすごい少額のキャッシングで比較すると、とても安い金利となっているのです。

返済額は融資限度額10万円では最低5千円、30万円と50万円では最低1万円と一律なので、とてもわかりやすくて初めてキャッシングする人には安心かもしれません。また、お金に余裕が出てきたら返済額を増額もできるため、余計な利息を払う必要もありません。

セブン銀行カードローン「ローンサービス」を利用するメリットは、全てにおいて安心感に繋がっているのです。

セブン銀行カードローン「ローンサービス」の5つのデメリット

一方、セブン銀行カードローン「ローンサービス」には、デメリットもあります。それは、次にあげるような5つのポイントです。

  • セブン銀行の口座が必要!
  • 口座同時申込みで借入までに時間がかかる!
  • セブン銀行ATM以外のATMが使えない!
  • 高額融資が受けられない!
  • 無利息サービスが無い!

セブン銀行カードローン「ローンサービス」の申込みには、はっきりとセブン銀行の口座が必要との条件がついています。他の銀行のカードローンでは必ずしも自社の銀行口座を必要とはしていませんが、セブン銀行では月々な計画的な返済を進めるためか、自社銀行口座の開設を必須条件としているようです。

これまでは”即日融資”は多くの銀行で可能でしたが、2018年からは銀行カードローンでの即日融資というものができなくなっています。これは規制の対象ではないもののひとつの基準ともなっている”総量規制”の範囲を超えたり、暴力団関連の融資などの問題があるための対応なのです。

このためセブン銀行に限らず、一般的に銀行カードローンでは実際に借入できるまでの期間が長くなっているのです。これは、融資の審査においてキャッシング申込者の情報を警視庁のデータベースに照会するというひと手間が追加されていることによるタイムロスなのです。

セブン銀行カードローン「ローンサービス」のデメリットは、キャッシング利用者のためを思った対応に起因するもと、消費者金融ではない銀行一般の特徴が表れた結果なのでしょう。

セブン銀行カードローンはこんな人に合っている!

最後に、これまで見てきたセブン銀行カードローン「ローンサービス」についての特長・メリット・デメリットなどから、どんな人にならこのカードローンが合っているのかを見ていきましょう。それは、おおよそ次な人なのではないでしょうか。

  • セブン銀行の預金口座を持っている。
  • セブン銀行の預金口座を持っても良い。
  • キャッシュカードとローンカードを統一したい。
  • 借り過ぎに注意したい。
  • 借入金額が少額でも良い。
  • 即日融資でなくとも良い。
  • 専用のATMだけでも良い。

セブン銀行カードローン「ローンサービス」は、ATM設置台数日本一とも言われる規模を駆使して、旅行・趣味・レジャー・子供のため・突然の飲み会など、イザ!という時に活用できるカードローンです。