りそな銀行のカードローンは金利が低く返済がしやすいと好評な反面、返済が不便、審査に時間がかかるなどあまり評価しない声も多いようです。カードローンにはそれぞれ特徴があり、利用する人によって向き不向きがあるのは仕方がありません。
りそな銀行のカードローンをお得に利用するにはどんな条件が必要なのかを検証してみました。
りそな銀行のカードローンの金利は年3.5％～12.475%と、大手銀行の中でもかなり低めです。借入可能額は10万円～800万円までとなっています。
使い道は原則自由ですが、事業資金としての利用は禁止されています。
金利は変動金利で年2回、4月1日、10月1日のローン基準金利を基に7月と1月に見直しが行われます。
また、金融情勢によっても変わる可能性があります。
融資の対象となるのは、20歳～66歳までの（300万円以上は60歳まで）安定した収入のある人です。収入源がパートやアルバイトでも利用することができますが、専業主婦、学生は利用不可となっています。
保証会社はオリックス・クレジット株式会社かりそなカード株式会社のいずれかになります。返済方式は残高スライド方式で、返済日は毎月5日にりそなの口座から自動引き落としとなります。ATMでの任意返済も可能です。
りそな銀行のカードローンでユニークなのがオートチャージ機能（自動融資）があることです。たとえば、クレジットカードや公共料金の引き落とし日にも関わらず口座への入金をわすれて残高不足になっていても、カードローンの利用額範囲内で口座にお金が補充されます。
クレジットカードの延滞は信用情報に記録され、住宅ローンなどの審査に不利になることが考えられますが、オートチャージ機能はそうした金融事故を防いでくれます。
ただし、カードローンの返済日に入金を忘れてしまうと、それも信用情報に記録されていしまい意味がありませんから、くれぐれも5日の返済日は忘れないようにしましょう。
既にりそな銀行の住宅ローンを利用しているか、給与振込などメインバンクとして長く利用して、さらにりそな銀行のインターネットバンキング、マイゲートを契約している場合は金利が0.5%低くなるという特典があります。
ただし、独立行政法人住宅金融支援機構またはりそな住宅ローン「フラット35」のみの利用さの場合は特典は適用されません。
りそなカードローンは利用残高に応じて、りそなクラブポイントがたまります。このポイントはりそな銀行が提携している企業とのポイントと交換できます。
交換できるのは
など23社にのぼります。利用頻度の高い会社が多いのが嬉しいですね。
カードローンの契約は来店、、郵送物のやり取り不要で24時間いつでも手続きできるwebでの申込みがお勧めです。申込みフォームに氏名、住所、勤務先、年収など必要事項を記入、送信すると仮審査が行われ、メールで審査結果が届きます。仮審査に通ると、本審査に移行します。
本審査には身分証明書や収入証明書の画像が必要になりますが、具体的に何が必要になるかは審査結果で違ってきます。
仮審査のメールをしっかり確認して、すべての書類を不足なく、文字がはっきり読める画像をアップするようにしましょう。
審査時間は申しこむ人の条件によって違いがでますが、最近の銀行のカードローンは審査が厳しくなったばかりでなく、警察への照会も行われるようになったので最低でも2日はかかると思ったほうがいいでしょう。
担当者が書類を確認した後電話で在籍確認が行われ、カードローンが利用可能になった旨を知らせるメールが届きます。
りそな銀行のカードローンはキャッシュカードで借入できるので、ローン専用カードは発行されません。また、返済は原則口座引き落としなので、カードローンの利用は、りそな銀行の口座をもっていることが必須条件になります。
口座を持っていない場合はカードローンの申込みと同時に口座開設の手続きも必要になります。
ここまでくればもうお気づきだとは思いますが、りそな銀行のカードローンは返済方法に柔軟性がないという難点があります。
また審査もかなり厳しいようで、金融事故をおこしたことが一度もないのに審査に落ちたという口コミも多数ありました。審査も10日以上待たされることがあるようです。
以上のことから、りそな銀行に口座を持っていない人にはあまりメリットが感じられない可能性があります。他のカードローンと比較して、利用するメリットがあるかどうかしっかり検討するようにしましょう。