店舗やATMをもたないネット銀行の利用は現在ではごく当たりまえになっていますが、オリックス銀行は自社のキャッシュカードも発行していない、ネット銀行の中でもちょっと異色の存在です。定期預金の金利の高さが人気ですが、実はカードローンもかなり評判がいい銀行です。
カードローンは金利も気になりますが、返済の回数が進めばATM手数料もその分、かさんできます。ここではATMもキャッシュカードももたないオリックス銀行のカードローンの返済はどうなっているのかを、解説していきます。
オリックス銀行のメインは資産運用です。定期預金の高さには定評があります。他の銀行のように公共料金の引き落としなどの決済業務は一切行っていません。というのも、決済業務にはATMの管理費やお客対応の人材費がかかります。キャッシュカードの製作、発行にも当然費用がかかります。
オリックス銀行はそこにかかる費用を省いた分、定期預金などの金利に回すなどサービスの向上に努めているのです。
オリックス銀行カードローンの最低金利額は1.7%と、金利が他の銀行のカードローンに比べかなり抑えられている上、提携銀行ATMの利用手数料が無料、借入額の幅が広いというのが人気の理由のようです。
口コミでは他の銀行では借りられなかったのに、オリックス銀行では借りられた、審査が丁寧、電話の対応が良いという評価が目立ちました。キャンペーンで金利がキャッシュバックされることもあるようです。少しでもお得に借りたいのであれば、こういった情報はこまめにチェックしましょう。
オリックス銀行のカードローンを利用できるのは、20歳~69歳までの安定した収入がある人で日本国内在住者に限られます。
外国籍の場合は永住または特別永住資格が必要になります。
オリックス銀行カードローンの保証会社はオリックス・クレジット株式会社または新生フィナンシャル株式会社となっています。この2社は審査基準、方法が異なるため、利用限度額や金利に差が出ることがあります。
返済方式は残高スライドリボルビング方式で、返済日は毎月10日と月末日のどちらかを選ぶことができます。返済は任意返済も可能です。
審査のさいには
のいずれかの写しが必要になります。
50万円以上の借入の場合は収入を証明する書類の提出も求められます。審査結果次第では、50万円以下でも提出を求められることがあるので、あらかじめ準備しておきましょう。
会社勤めの場合は
のいずれかを提出することになります。
個人事業主や会社経営者は
を用意しましょう。
返済方法を口座引き落としにする場合は、預金口座振替依頼書の提出も必要になりますが、ATMでの振込で返済の場合は不要です。
オリックス銀行と提携している銀行銀行からの口座振替、ATMでの振込のどちらでも手数料は一切かかりません。
提携しているおもな銀行は
となっています。ネット銀行は24時間自由に返済できて、しかも手数料無料というのが嬉しいですね。
提携銀行のATMはメンテナンスなどで利用できない時間帯があるので注意が必要です。
自分が利用している銀行がオリックス銀行と提携しているか、申しこむ前にしっかり確認しましょう。返済日は10日と月末のどちらかから選ぶことができます。返済として認められるのは返済日からさかのぼって14日以内に振替または振込まれた金額です。
それ以前の返済は任意返済扱いとなります。
14日以内に返済金額が口座になかったり、振込まれなかったりすると遅延扱いになってしまうので注意が必要です。
忙しくて返済日を忘れてしまいそう、というのであれば口座振替が安心ですが、同時にATMで積極的に任意返済をすれば金利を減らすことができますね。オリックス銀行カードローンの返済方法は自分のライフスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。