今回はカードローンを増額するためにはどういう手段があるかについてです。特にみずほ銀行では借入額が大きくなるにつれて金利も安くなる仕組みになっていますので借り入れ枠の増額はメリットがあるのかもしれません。
一定期間の取引を通して、信用を得ることができると「増額案内」がくることがあります。
その場合、増額申請をすれば、ほとんどの場合通りますから、借り入れ枠が広がったらその分使ってしまうのは困りものですが、枠を広げてもらうと金利も安くなる恩恵にあずかれますから積極的に増額を考えてもいいのではないでしょうか。
では増額してもらうためにはどうすればいいのかを紹介していきたいと思います。
1. みずほ銀行の方から「増額案内」される
2. 借り手本人から、みずほ銀行に「増額申請」をする
● まず1、もしくは2の場合でも、一定の期間(半年〜1年くらい)期日に遅れることもなく返済実績を作ることです。
初めて契約をするときは、貸し手側としても慎重にならざるを得ませんから、貸付枠を厳しめにしていることが多いです。
そして取引実績をみて、この人なら大丈夫と判断したら、「増額案内」を提案するケースが多いでしょう。
● もともと会社にお勤めのサラリーマンで年収の高めの人などは、比較的「増額案内」をもらえることがあると思います。これは1のケースになります。
● 次に借り入れがみずほ銀行以外にもあったのが、他社の借り入れが減るもしくは、なくなったなどのいい条件になること。
● 借り入れ枠いっぱいに借り入れ経験を持っているとさらに、「増額申請」の可能性が高くなります。借り入れをしない人は年収が高くても、取引実績がいいとは言えません。
銀行側はたくさん借りてくれて、返済をきっちりしてくれる顧客を探しています。そのためめぼしい人は契約者の信用情報などをみて、「増額案内」を提案してくることも多いようです。
● これが一番早いかもしれませんが、年収が増えた場合などです。これは自分で年収が上がったということは判断がつきますから、2のケース「増額申請」をやってみてもいいでしょう。
あと、みずほ銀行の通常の返済は自動引き落としになっていますから、給与が振り込まれる口座から引き落としをしていて、それがみずほ銀行である場合は年収が上がったことがわかるので、1の「増額案内」をされる可能性があります。
前述したように銀行側は、いい顧客を探しています。そのレーダーにかかるようにしないといけません。そのためには、積極的に他社から借り入れがある場合などは借り入れを減らしていかなくてはなりません。
もちろん返済期日をきっちり守り、延滞などもしないことが重要です。
これはどうしようもないかもしれませんが、自営業者、フリーランスの方より、会社勤めや公務員の方などの方が安定しているので、「増額案内」されやすいです。
では、自営業者やフリーランスの方はどうしたらいいのでしょうか?
借り入れ枠を増額したい理由には、2つあると思います。まず1つ目本当にお金に困っていて、借り入れを増額したい場合です。次に二つ目は借り入れ枠を広げてもらって、金利を安く抑えたいと考えている場合です。
前者の場合は、新たに借りる金融機関を探す方が楽かもしれません。現在みずほ銀行で借り入れをしているのであれば、消費者金融系を考えてみるのも一つの手です。
あるいは複数に借り入れがある場合は、おまとめローンを考えてみてもいいでしょう。まとめることで金利が安くなるメリットもあります。ただ審査は厳しいでしょうが…
次に後者の金利を安くしたいとお考えの方は、明らかに自身の収入が増えている時に「年収が増えてますよ」とアピールをするためにみずほ銀行の口座にお金を集中させ魅力的な顧客になればいいのです。そうは言ってもそううまくはいかないことが多いでしょう。
自営業者やフリーランスは、会社員の方と比較して安定感に欠けると判断されることが多いですから、「増額案内」してもらえることは少ないでしょう。
では自分から「増額申請」をしてみてはどうでしょうか?基本的にやることは同じです。借金を減らす、返済をきちんとして、実績を作る。年収を増やし、そして収入証明を作って大丈夫と思ってもらえる状態を作らないといけません。
カードローン申し込み時と比較して、かなり「増額申請」の時の収入が上回らないと、金利を減らす目的のためのカードローン増額は認められないでしょう。
リスクもあります。元々の年収の申告を高めにしていた場合などは、収入証明などを求められて正確な年収が判明して、ローンの枠を縮小される可能性があります。
でも自分でかなり収入が増えた自信があるときは、「増額申請」を考えてみてもいいかも…
みずほ銀行カードローンの増額申請は、ネット申し込みか専用ダイヤルから行えます。
ネットの公式サイトから「みずほ銀行講座をお持ちの方はこちら」から申し込みをする
極度額を選択するところで、今の利用限度額より高い限度額を入力する
利用中のカードローン口座情報を入力する
仮審査、在籍確認を受ける
審査結果がくる。50万円以上の貸付を希望される場合は必要書類*1を提出する。
*1 必要書類 本人を確認できる書類:運転免許証やパスポート、健康保険証、などです、次に収入を証明する書類:源泉徴収票、住民税通知書、課税証明書、納税証明書など 個人事業主やフリーランスの方は住民税通知書、課税証明書、納税証明書などの提出を求められます。
専用ダイヤル*2でも、同様のことを聞かれたり、必要書類の件を教えてくれるでしょう。担当者の指示に従ってください。
*2 専用ダイヤル番号 0120-324-555
お金が入用な時は、それを補うことができる。借り入れが必要でない人も増額することで、みずほ銀行カードローンは2.0%〜14.0%とという風に幅があります。
銀行から言えば、貸出金額も最大800万円可能です。貸出状況に応じて金利が決まるシステムです。
金利表を見てみましょう。
利用限度額 | 金利 |
---|---|
10万円以上100万円未満 | 14.00% |
100万円以上200万円未満 | 12.00% |
200万円以上300万円未満 | 9.00% |
300万円以上400万円未満 | 7.00% |
400万円以上500万円未満 | 6.00% |
500万円以上600万円未満 | 5.00% |
600万円以上800万円未満 | 4.50% |
800万円 | 2.00% |
枠が広がれば広がるほど金利は安くなっていますね。
ただ借りる側としては出来るだけ枠を大きくもらい、金利を安くすることがいいのですが、実際に借り入れをしたことのある人にしか増額案内しないようです。
たくさん借りて、利子をきっちり払ってくれる方が、銀行にとっていい顧客になりますから。
カードローンを増額する必要がない人が金利を下げる目的で増額を希望しても、借り入れ実績がないことから増額される可能性は低い。
いくら金利が下がっても、借入金が大きくなると利息は多額になります。結局借入金が多くなってしまうことを考えるとあまりよくないですよね。
借り入れが増えてしまうことはデメリットになってしまいます。
また借り入れが必要な方でも、カードローン増額のために提出した書類などにより、現在の利用している枠より少なくなってしまうデメリットも考えられます。
やはり、
結論として、金利を安くするためのローン増額は、銀行からの「増額案内」をされる人が考えるもので、「増額申請」をしてまでするものではないということです。