医療ローンは、他のローンと比較して本当に得なのか?

医療ローンと聞いて、病気になった時にお金が入り用になった時にお金を融通するローンのことかと思いました。

でも純粋に病気で使う方は少ないのかもしれません。もちろん病気になって、利用する方もいるでしょうが…

どちらかというと、美容系、歯科治療など、医療保険が効かず、高額な医療費が自己負担になるケースにローンを組むことを医療ローンと呼んでいるようです。

今回は、この医療ローンと一般的なカードローンの違いなどについてお伝えしようと思います。

医療ローンと一般的なローンは違うのか?

医療ローンと一般的なローンには違いがあるのでしょうか。医療ローンは使い方が限定される目的ローンに分類されます。

一般的なローンは使徒が限定されない代わり、金利が高くなる傾向があります。

目的ローンはなんのために借り入れをするかを証明するため必要書類が多くなったりしますが、金利が安くなることが多いです。

ただ一般的な話ですので、実際の借り入れする場合は確認を怠らないようにしましょう。

一般的なローンも銀行のもの、消費者金融のものなどあります。

時間的に余裕があるのであれば銀行のカードローン、急いでいる場合は消費者金融で借り入れしておいて
落ち着いてから書類を揃えて、金利の安い方に借り換えをするのもいいかもしれません。

医療ローンを取り扱っているのは信販系と銀行

医療ローンを取り扱っているのは信販系の金融機関、銀行です。消費者金融は目的ローンは存在しますが、医療ローンを目的に融資をしているところはありません。

ですから、医療費を消費者金融で借り入れする場合は、フリーローンを利用することになります。金利的には高くなることが多いです。

では実際の医療ローンの実態をみていきましょう。

信販系の医療ローンはどんな感じだろう?

どういう会社が医療ローンを取り扱っているかというと、オリコ、ジャックスなどが有名なところです。

主な医療ローンを取り扱っている信販系の金融会社の金利などをまとめてみました。ご覧ください。

会社名 ローン名 金利 限度額
オリコ オリコ メディカルサポートプラン(チケット制) 8.9% 最大300万円
ジャックス ジャックス メディカルクレジット 不明 不明
アプラス アプラス 多目的プラン 7.2%〜14.4% 最大300万円
セディナ セディナ ショッピングクレジット 不明 不明

銀行の医療ローンは?

銀行の医療ローンは以下の表のようになっています

会社名 ローン名 金利 限度額
千葉銀行 ちばぎん医療ローン 5.00%~5.20%(変動金利) 最大500万円
トマト銀行 トマト先進医療ローン 2.9%(変動金利) 300万円以内

医療ローンは本当に得なのか?

銀行の医療ローンのことを調べていくうちに、金利が意外と高めなのに気づきました。医療ローンは本当にお得になるのか、疑問になってきました。
そこで、銀行の医療、介護に利用できるローンで多目的ローンと呼ばれるものに着目しました。

会社名 ローン名 金利 限度額
SBI銀行 S-セレクトローン
(証書貸付型)
1.500%~5.990%(変動
最大1,000万円
自分銀行 じぶん銀行カードローン(じぶんローン) 1.700%~17.400%(変動) 10~800万円
オリックス銀行 オリックス銀行カードローン 1.700%~17.400%(変動) 10~800万円
楽天銀行 楽天銀行スーパーローン 1.900%~14.500% 10~800万円
みずほ銀行 みずほ銀行カードローン 2.000%~14.000% 10~800万円

この表に載っているのは来店不要で、全国展開しているものです。

医療ローンと名付けたローンの中には、通常のカードローンより金利が高くなったりする場合もあるようです。

医療費を支払うのだから、医療ローンで支払わないといけないということでもありません。

一般の多目的ローンで借り入れして、支払ってもよいのです。条件面をしっかり見る必要があります。

病院、歯科医院が提携している医療ローンもある

自由診療など多い歯科や美容外科などは、ローンを組みやすいように特定の金融機関と医療ローンを提携してやっているところもあるようです。

メリットとしては、話が進みやすい、病院によっては金利負担してくれるところもあったりします。ケースバイケースなので注意が必要ですが…

デメリットしては、金利が高い場合があります。その場合ですと自身で医療ローンを探す方が特になるケースもあります。

流れに乗せられて話を進められないようにしておくことが必要です。

提携先の医療ローンが得になるのか、はたまた自分で選んだ方がいいか契約する前に、チェックするようにしてください。

医療ローンの金融機関を決めた後には、たくさんの書類が必要になってきます。銀行やカード会社は借りたお金が実際何に使われているのかを証明する書類を求めてきます。

そのため領収書や、病院で実施した治療が書かれた「診療報酬明細書」・見積り書(美容整形の場合)などは大切に保管し、すぐに提出できるようにしておきましょう。