カードローンは金利のことを知らなくても融資を受けられますが、知っておいた方が賢く融資を受けられることもあります。ここではカードローンの金利のことを紹介していきます。
低金利で融資を受けるならどのカードローンがいいのか?金利を下げる方法はないのか?利息を抑える方法はないのか?知っていればカードローンの損を抑えることもできるため、融資を受ける前に金利や利息の知識を覚えておきましょう。
カードローンを選ぶポイントの一つとして金利が挙げられます。金利とは返済時に発生する手数料の割合のことを指し、金利により返済時に発生する利息が変わります。
例えばカードローンで10万円の融資を受け、実質年率は14%とします。この条件だと単純に1年間で合計14000円の利息が発生することになります。またこの条件で実質年率だけ18%とした場合は1年間で18000円の利息が発生し、当然ですが金利が低い方が発生する利息も少なくなります。
カードローンの金利には下限と上限が決められていることが多いです。例えば大手消費者金融のアコムのカードローンであれば実質年率は3.0%から18.0%といった設定となっています。金利はこの下限と上限の範囲で適用され、限度額によって金利は決まります。
極度額 | 金利 |
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1万から99万 | 7.7%から18.0% |
100万から300万 | 7.7%から15.0% |
301万から500万 | 4.7%から7.7% |
501万から800万 | 3.0%から4.7% |
極度額や限度額は1万から99万円以下の場合だとカードローンの上限金利が設定される可能性が高いです。例えばアコムで極度額が80万円なら18.0%で返済していくことになります。
金利は基本的に極度額や限度額が高くなればなるほど低金利となるため、低金利で返済するのであれば極度額や限度額は高い方が良いです。
カードローンに設定されている金利が低くても、最終的な利息が高くなってしまうこともあります。
具体的に言うと完済までの期間が長くなってしまうと発生する利息が高くついてしまうことが多く損をしてしまうことが多いです。しかもカードローンは完済までの期間が長引いてしまうことが多く、知らずに融資を受けていると最終的にとんでもない金額の利息が取られている可能性もあります。
カードローンの金利や利息のことをよく知らなくても融資は受けられますが、融資を受けるのであれば金利や利息のことも考えて融資を受けなくてはいけません。
カードローンで融資を受けるのであれば事前に金利と利息の計算をしておく必要がありますが、人によっては計算が苦手という人もいます。カードローンの返済計画を立てる時には返済シミュレーションが役立つため使ってみてはどうでしょうか。
Webで調べてもらえば無料で使えるツールも多いため簡単に計算できますし、計画を立てるためにとても有効的です。例えば融資金額と返済日数を入力して毎月の返済額を求めるツールや融資金額と返済金額から返済期間を求めるツールなどのツールがあります。
大手のカードローンを扱っている金融会社でも扱っていることが多いため、自分が使っているカードローンや申込を考えているカードローンのwebサイトに設置されているツールを使ってみると良いでしょう。
カードローンと言えば消費者金融と銀行で扱っているというイメージが強いのではないでしょうか。
銀行と消費者金融のカードローンでは銀行の方が低金利のため利息を抑えたいのであれば銀行カードローンがおすすめです。
カードローン | 金利 |
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楽天銀行カードローン | 1.9%から14.5% |
みずほ銀行カードローン | 2.0%から14.0% |
住信SBI銀行 MR.カードローン | 0.99%から14.79% |
アコム | 3.0%から18.0% |
SMBCコンシューマーファイナンス プロミス | 4.5%から17.8% |
アイフル | 3.0%から18.0% |
銀行カードローンの上限金利は15%以下となっていることが多く、消費者金融では上限金利は18%程度となっていることが多いです。金利だけ見るのであれば消費者金融よりも銀行カードローンの方が低金利となるため、単純な金利だけを見るなら銀行がオススメです。
消費者金融と銀行のカードローンを比べると銀行のカードローンが低いため、誰しも銀行に申し込みをすればよいのではないか?と考えるでしょう。しかし低金利のカードローンは審査の基準が高くなっていることが多く、審査に落ちてしまう可能性も高くなります。
そのため人によっては低金利のカードローンで融資を受けたいけど審査に通らないため銀行カードローンで融資できないという人もいます。カードローンへの申し込みは基本的に何度でも行えますが、申し込みをしすぎてしまうといわゆる申込ブラックという状態になり審査に落ちやすくなってしまいます。
低金利のカードローンを探すのは良いですが、低金利になればなるほど審査が厳しくなるということは忘れないようにしましょう。
消費者金融は銀行カードローンよりも金利が高いですが、急いでいる場合や短期間のみの融資の場合は消費者金融の方がオススメです。理由としてはまず、消費者金融には短期間のみ金利0特典が挙げられます。
よくあるのは30日間のみ金利0といったような特典であり、例えば給料日前に1万円を借りて給料日になったらすぐに返済をすれば利息をかけずに融資を受けることができます。ただし期間を過ぎてしまえば金利に応じた利息が発生するため注意が必要です。
次に消費者金融は審査が終わるまでの時間が短いという点です。審査が短いため申し込みをした当日に融資を受けられるため、すぐにでもお金を借りたいという時にオススメです。銀行カードローンでは即日融資は不可能となってしまったため、急いでいる時には銀行よりも消費者金融がオススメとなります。
消費者金融は銀行に比べると審査基準はそんなに高くないため、銀行審査に落ちた人でも消費者金融でなら審査に通る可能性があります。審査のことを考えればとにかくお金が必要という人にも消費者金融はオススメです。
カードローンに金利は極度額や限度額に応じた数値が適用され、極度額や限度額が高くなると低金利となります。この極度額や限度額はカードローンへ申し込みをして、審査によって決まりますが後日増額することもできます。
カードローンで融資をする場合、初回契約だと極度額や限度額が100万円以下のケースがとても多いです。100万円以下の場合、カードローンに設定されている上限金利で融資を受けることとなります。
具体的な数値で言うと銀行であれば14.5%程度、消費者金融であれば18%程度で融資を受けることになります。
極度額や限度額が100万円以上を超えた時に金利は下がるため、利息を抑えたいのであれば極度額や限度額を100万円以上にする必要があります。
カードローンの極度額や限度額を増額することはできますが、いきなり急激に上がることは少ないです。例えば20万円の限度額から一度の増額で100万円になるといったケースはあまりありません。
極度額や限度額の増額は基本的に10万円程度の増額しかできないケースが多いため、初回の極度額や限度額が低い場合は何度か増額をする必要があります。
カードローンの極度額や限度額を上げるためにはいくつか達成しておきたい条件があります。まずはカードローンの契約期間を確認しておきましょう。増額するためには最低でも半年間の契約期間が必要と言われ、例えばカードローンと契約したばかりの人が増額しようとしても審査に落ちてしまう可能性が高いです。
次にカードを使っているのかという点も重要となります。カードをあまり使ってない場合は増額できないこともあります。増額するためには適度にカードローンを利用している必要があります。
最も気を付けたい事はカードローンの返済状況です。例えばカードローンでお金は借りているけど返済が満足にできていない、つまり延滞や滞納をしていると増額審査に落ちてしまう可能性が高いです。
一度でも延滞や滞納があると増額審査に通りにくくなってしまうため、増額したい人は延滞や滞納には十分注意する必要があります。まとめると増額するためには以下のような条件が必要となるため増額申請する前に確認しておきましょう。
カードローンの極度額や限度額を増額する場合は増額手続きをする必要があります。この手続きは基本的に電話かインターネットから行えるようになっています。
電話で増額する場合はカードローンのコールセンターに電話することで増額手続きをすることができます。インターネットの場合は、自分の使っているカードローンのwebサイトのマイページなどにログインして、そこから増額手続きをすることができます。
電話とインターネット以外の方法で増額する方法として、カードローン側から増額案内が来て増額できるというケースもあります。増額案内が来た場合でも審査が行われますが、案内が来た場合は審査に通る可能性がとても高いため増額したい人にはうれしい案内と言えます。
カードローンで融資を受けられる金額は規制されていることもあります。例えば消費者金融であれば総量規制の対象になるため融資を受けられる金額は自分の年収の3分の1となってしまいます。
カードローンの金利は極度額や限度額が100万円以上になると下がるため、100万円以上の限度額にするには年収は300万円以上必要になることになります。逆に言えば年収が300万円以下の人の場合は限度額が100万円以上となることはないため金利が下がることはありません。
では銀行カードローンはどうかと言えば、銀行は総量規制にならないため年収の3分の1以上の融資は実質可能です。しかし銀行でも自分の年収の3分の1を超えての融資をしてくれることは少ないため、年収が300万円以下の人の場合は金利を下げられる可能性はとても低くなってしまいます。
自分の年収によっては金利が引き下げになる極度額や限度額にならないこともあるため注意しましょう。
カードローンの極度額や限度額が増額する場合は書類を提出しなくてはいけないケースもあります。具体的に言えば限度額が50万円を超える場合と複数のカードローンから合計で100万円以上の借入をしている場合は収入証明書が必要となります。
収入証明書と認められている書類はカードローン会社ごとに異なりますが、例を挙げると以下のようなものが挙げられます。
書類は直近のものが必要となるため必ず直近のものを用意するようにしましょう。またカードローンによっては収入証明書として認められている書類が異なることもあるため増額する場合は必要な書類を必ず確認するようにしましょう。
低金利のカードローンを使えない人は返済を工夫することで利息を抑えることもできます。低金利のカードローンは審査基準が高いため、審査に通らず低金利のカードローンを利用できない人は返済を工夫してみてはどうでしょうか。
カードローンは基本的にリボ払いで約定返済となっているため毎月無理なく返済していくことができます。しかしリボ払いで約定返済を続けていくと完済までの期間が長くなってしまい利息が高くなってしまいます。
利息を抑えるためには約定返済だけではなく、随時返済や繰り上げ返済で返済していくことがコツです。
カードローンの繰り上げ返済や随時返済は基本的にいつでも自由に行えます。繰り上げ返済や随時返済をすれば、払った金額だけ借金の返済に充てられるため確実に借金を減らせるため完済までの期間を短縮することができます。
完済までの期間が短縮されることで返済の回数も減るため、利息を抑えることができます。繰り上げ返済や随時返済を利用すれば低金利のカードローンを使わなくても利息を抑えられるため、低金利のカードローンを利用できない人はうまく利用してみましょう。
随時返済や繰り上げ返済よりも利息を抑えられる方法が一括返済です。一括返済であれば借金を一度ですべて完済できるため、それ以降返済は発生しないため利息も取られません。
つまりカードローンから融資を受け、30日後に一括返済をすれば一回分の利息だけでよいため最低限利息を抑えることができます。お金に余裕があり、なおかつ一括返済できる借金であれば一括返済も検討してみましょう。
カードローンの随時返済や繰り上げ返済、一括返済をする場合はお金に余裕がある時のみ行うようにしましょう。お金に余裕がないのに随時返済や繰り上げ返済をしてしまうと、生活費や必要なお金などが足りなくなってしまい、もう一度カードローンでお金を借りなくてはいけなくなり、借金が増えてしまうことも考えられます。
一括返済の同様のことがいえ、一括返済の方が金額は大きくなることが考えるため一括返済時には特に注意が必要となります。利息を抑えたいという気持ちはわかりますが、利息のことばかり考えると無理な返済をしてしまい借金の増加や返済の延滞や滞納につながるため注意しましょう。
カードローンの返済時に発生する利息を抑える場合はできるだけ低金利のカードローンを利用した方が利息を抑えることができます。銀行と消費者金融のカードローンを比べるのであれば銀行カードローンの方が金利は低いため、より金利が低いカードローンを探している人には銀行カードローンがオススメです。
ただし低金利のカードローンでも返済方法によっては利息が高くなってしまうこともあるため、融資を受けるであれば返済方法や利息の計算も忘れずに行っておきましょう
銀行のカードローンは審査の基準が高いため、人によっては審査に落ちてしまう可能性もあるため審査が厳しいという点には注意しましょう。
消費者金融は低金利ではありませんが、短期間のみ金利0という特典があるため短期間の借入をしたい人や即日融資をしたいという人にオススメです。金利重視なら銀行、急ぎや短期間の融資なら消費者金融と使い分けてみてはどうでしょうか。
カードローンの金利は極度額や限度額によって決められ、極度額や限度額高い程低金利になっていきます。カードローンの極度額や限度額はある程度契約期間が経過すれば増額することができるため、必要に応じて増額することをオススメします。
カードローンの利息を抑える方法としては随時返済や繰り上げ返済、一括返済が効果的です。随時返済や繰り上げ返済で完済までの期間を短縮すれば利息を抑えられるため、低金利のカードローンを利用できない人は返済を工夫して利息を抑えましょう。