ただお金を稼げばいいわけではない！知っておくべき法律と豆知識

生活していく上で欠かせないものがあります。家だったり仕事だったり家族だったり、人によりそれが何であるのかパッと思い浮かべるものは違うかもしれません。

しかし、現実的に考えると、1人山奥で自給自足をするならばともかく（それでもお金はかかりますが）、社会で生きていくにはお金が必要なのは間違いないでしょう。とは言え、生活する上ではただ働いてお金を稼ぐだけでは厳しいと言えます。人は1人で生きている訳ではなく、生活する上でルールがあるからです。

このカテゴリでは、法律が関わる問題やちょっとしたお金に関する豆知識をお伝えします。

お金がなければ生活していけない！知っておくべき法律や豆知識とは

今の世の中は、それこそ海外の人里離れたところで生活しない限り、お金がなければ生活ができない仕組みになっています。確かに田舎で自分達が食べられる分だけ作って出費を抑えている人もいますが、全くお金ナシの生活はできません。

しかも、ただお金を稼げばいいと言う訳ではなく、必ず支払わなければいけない費用があります。その費用は、収入や生活のスタイルによって徴集されたり支払う金額が変わったり、また場合によっては逆にお金が支給されることもあります。

必ず支払わなくてはいけないならば請求されるまま払えばいいと考える人もいます。特に若い人は、自分のことで精いっぱいでそこまで気が回らなかったり、知らないまま生活を始めてしまうこともあります。

その為、生活していく上で必ず発生する費用や負担、支払いなどをきちんと知識として知っておく必要があります。大まかですが、生活していると必ず発生する費用や負担として、食費や交際費などと別にこれらがあります。

• 家賃
• 税金
• 保険
• 電気・水道・ガス等の公共料金

生活術や節約の情報、記事が話題に上るのはよくあるのですが、ここに挙げたものがテーマになっていることもあれば、税金などほとんど話題にならないものもあります。

例えば持家の人の場合は、家賃が掛かりませんが、住宅ローンが残っていればローンの支払いがありますし、ローンの有無に関係なく、固定資産税が発生します。また、保険に関しても「私は入っていない。」と言う人も中にはいるかもしれませんが、社会保険料は必ず発生します。

特に公共料金とは違って給与から引落しされている場合、実際に気付いていない人もいます。しかし、発生している費用もいくつかあるのです。

社会保険は強制加入！民間保険は自分で加入！その違いを知っておく

ここで一番わかりにくいのは、保険かもしれません。

保険と言っても、社会保険と民間保険があります。

社会保険とされているものは、健康保険・年金（厚生年金）・介護保険・雇用保険・労働災害保険です。

いわゆるサラリーマンなどは、保険料を給与から自動的に引落しされているので、給与明細を見るとわかるでしょう。アルバイトやパートだと、労働時間や収入で変わってくるため、必ず入っているとは限りません。

ちなみに自営など会社勤めではない人は、健康保険が国民健康保険、年金も国民年金となります。

民間保険は任意で入るもので、それこそ保険会社がよくコマーシャルを行っている為、わかるでしょう。保険会社の生命保険も民間保険の代表的なものでしょう。

他にも例えば、急病で入院した時、入院費が必要になりますが部屋代など治療以外の部分でお金が意外にかかります。そんな時、（民間の）医療保険に入っていれば、多少なりとも入院費の負担が減ります。

民間の医療保険や損害保険等は必ず入らなければいけないものではないので、節約術ではどう加入したら良いのか、テーマになることが多いです。

世間でよく取り上げられる年金も、入っている入っていないで老後がどうなるのか、と言う問題が取り沙汰されます。意図して年金を払わない場合はまた話が変わってくるでしょうが、「知らないまま払っていなかった」と言う事態になっていた場合は大変です。

よく会社を退職した際に発生する失業保険ですが、（便宜上使うことは多くても）厳密に言えば失業保険と言う言葉は正確ではありません。雇用保険がそれに該当し、会社を辞めた際にもらうことができる失業（等）給付になります。

公共料金についてはよく節約のテーマの一つになり、情報も多いでしょう。当カテゴリも含めて、上手に節約できるよう知識を蓄えることをオススメします。

自己破産しないためにも知る！ローンに関する法律も意外と重要！

ローンに関しては当サイトでも大きく取り上げている内容なので、今さら感を持つ人もいるかもしれません。しかし、正しく知識を持っていないと、実際にローンを利用した際に失敗してしまう可能性があります。

多少なりともローンに関する知識がないと、お金に困ったからこそローンを組んでいるのに、返済が想像以上に膨らんでしまった、なんてことも出てきます。

また、「返済忘れていたけど、まぁいいか。」など、わかっていなかったからこそ延滞を起こしてしまった、なんてことも出てきます。

返済が滞ったことで自己破産になってしまう人も中にはいますが、やはり知識を持っているのといないのとでは、その後の対応も変わってきます。大抵の場合は、弁護士などの専門家の力を借りるのですが、そもそも知識があれば早めに対応することができ、傷も浅くてすみます。

気付けば闇金に？違法業者の手口を知って引っかからないよう注意する

法律に関することも知っておいた方がいいです。知らないがために闇金に捕まっていしまったり、いいなりになってしまうこともあるからです。また、ある程度、闇金がどういうものか、見分け方があるのか、などの知識もあると闇金に捕まらずにすみます。

貸金業法では闇金に対する規制内容も含まれています。

多少なりとも法律を知っていれば、闇金に対して言いなりにならずに毅然とした対応を取ることができますし、実際には怖くてできなくとも抑止力にはなります。

身内や友人だからと安心しない！親しいからこそ明確な書類が必要

「私は、ローンは怖いから友人からお金を借りるようにしている。」「金額が少ないから会社の同僚からちょっとだけ借りているから大丈夫。」と言う人もいます。

しかし、本来ならばそれもかなり危険なのです。『金の切れ目が縁の切れ目』（お金があるうちは人々はちやほやするが、お金が無くなった途端手のひらを返すように周りがつめたくなる。）とは少し本来の意味が違うのですが、お金と人の縁の関係はシビアです。

口約束でもお金の貸し借りの契約は成立しますが、証拠がない為に後で言った言わない、などのトラブルの発生事例は多いです。

その為に、それこそ親しかった人と縁が切れてしまうこともあります。最悪の場合は、よくニュースである通りです。

親しいからこそ、しっかりとけじめを付けるべきです。金銭貸借契約書（借用書）は自分で作ることもできますが、作り方、書面によっては効力が発生しないことも出てきます。多少なりともお金の貸し借りに関する知識を持っていた方が、失敗せずにすみます。

お金にまつわるトラブルのひとつ！現代は相続でもお金は重要事項！

お金のトラブルで多いのは、貸し借りだけではありません。相続に関するトラブルも多く発生しています。また、葬儀にもかなりお金がかかります。自分で対応できる問題ならばまだしも、場合によっては自分で対応できない問題もあります。

人生の終了後に出てくるお金に関する問題

• 葬儀費用について
• 相続税・贈与税等
• お墓の管理維持　　など

葬儀は結婚式と同様、かなり費用がかかるものです。地域により違いがあるものの、2017年で平均して195万円ほどという数字が出ています。大雑把に言えば200万円ほどになります。

当然ですが、遺産になるのは現金や預貯金だけではありません。家や土地、また、株券などの有価証券も対象になります。他にも自動車や骨とう品・貴金属類も。逆に借金も相続の対象になります。

葬儀はすぐに！相続税の申告期限は10ヶ月！のんびりできない

相続税や贈与税は、その違いも含めてなかなか関係する機会がなければ知らないまま過ごしてしまう税です。

悲しいことですが、人の終焉は突然やってくることが多いです。悲しむ暇もないほどにするべきことも多く、時間もありません。ことが起こってからゆっくりと勉強する暇はありませんし、気持ち的にも難しいでしょう。

悪いことを想定することを良しとするわけではないですが、知識として知っておくだけでも大きく違います。

生活をしていくために！トラブルを回避するためにも法律や知識は必要

生活することは、お金がかかります。しかし、お金の話は、昔から恥だと考えるところがあります。

しかし、知らないままだと、その為に本当に逆境に陥ってしまうことにも繋がりますし、逆に知っているからこそ節約などに活用し、豊かな生活を送ることができるようにもなります。

ネガティブな思考をススメル訳ではなく、逆に突然襲ってきたトラブルを回避することにも繋がります。その時に慌てるのではなく、当サイト、このカテゴリで少しずつでもお金に関する知識や法律を知っておくことをオススメします。