葬儀を行うことになるのは、急遽ということもあるでしょう。費用の蓄えがあれば問題ないでしょうが、お金を用立てなければいけなくなることもあるかもしれません。そんな時には、葬儀ローンを利用する手段もあります。
しかし、葬儀ローンがどういったものか分からないという方もいると思いますので、ここで紹介していきます。
最初に、葬儀ローンの種類についてお伝えしていきます。種類は、しっかりと覚えておくのがカギです。
葬儀会社は、多くの場合でクレジットカードの会社と提携している葬儀ローンを扱っています。
提携しているクレジットカード会社は、大手のオリコやJACCSです。限度額は10万円から500万円であり、金利が固定で8%から18%となっています。申し込みから融資までのスピードは、最短だと2から3時間であり、遅くても2日以内には行われるでしょう。
そして、仏具もローンに組み込むことが可能です。さらに、必要書類は運転免許証やパスポート、健康保険証のいずれかの写しとローン契約書、葬儀の見積書になります。
みずほ銀行などの大手都市銀行がありますが、こうした業者は『葬儀ローン』という名目ではなくフリーローンとして貸し付けています。
融資までにかかるスピードは、最短だと2日から3日であり長いと1週間以内です。金利は変動であり4%から14.5%となっていて、限度額は10万円から300万円となります。保証人は必要ありませんが、審査次第では連帯保証人が必要となることもあります。
そして仏具もローンとして扱うことができるでしょう。必要書類は上記の葬儀会社を利用する場合に加え、100万円以上借りるなら収入証明書も必要です。ただ、地方銀行のローンを利用するなら、前年度に150万円以上の収入があることなどの条件がありますし、住民票の写しなど提出書類も増えるため、注意をするのが得策です。
労金や信金でも、葬儀ローンはフリーローンや個人ローンとして取り扱われています。
融資までの時間は、労金だと7日から10日であり信金なら最短で2日から3日、遅いと10日以内です。金利は労金が2から9%、信金は5から10%となっていて、限度額は労金も信金も10万円から500万円となっています。
信金では、口座を開設する必要があり信金の営業区内に住んでいるか、管轄内にある事業所で2年以上勤務していることが必要であり、年収での制限もあるのです。
ここで、葬儀ローンの選び方について覚えておきましょう。どの様にして選ぶと良いのでしょうか。
葬儀ローンの金利は、葬儀会社によって変わってくるものです。そのため、なるべく金利が低い葬儀ローンを選ぶようにしましょう。例えば、イオンライフ株式会社の場合は7.2%であり、あんしん館やシンプルなお葬式は10.0%なので、この中ではイオンライフ株式会社が低金利となります。
金利が低ければ、それだけ返済額も抑えることができるので、金利には要注目です。
葬儀ローンを選ぶなら、葬儀のプランもチェックすることが大事になります。
そうしなければ、葬儀プランが高価だったということになりかねませんし、プランの内容が故人の意に沿うものでなかったというケースもあり得ます。葬儀ローンを利用するのも借金となりますし、必要な分以上に借りて返済が滞ることのないようにしなければいけません。
葬儀会社を選ぶなら、葬儀ローンの金利とプランの料金を比較するのがベストです。
その人によって金銭的な状況は異なると思います。そんな状況別におすすめとなるタイプの葬儀ローンについてご紹介していきましょう。
労金や信金の会員であり、葬儀までに日数の余裕がある場合や労金や信金の融資条件をクリアできるなら、労金や信金の葬儀ローンを検討するのがおすすめです。低金利なのがポイントなので、利息を抑えることができるでしょう。
時間的な余裕があって利息も抑えたい方にうってつけなのが、労金や信金です。
それだけでなく、来店することなく契約ができる点も便利です。
すぐにでも融資してほしいなら、クレジットカード会社の葬儀ローンを検討しましょう。
24時間いつでもインターネットから申し込めて、最短だと申し込んだその日のうちに融資が受けられますし、遅くなったとしても2日ほどで融資を受けられるからです。金利が幾らか高めになってはいますが、融資までの速度がポイントになります。
来店も要りませんし、必要書類も多くないので時間および手間がさしてかからないのです。
葬儀ローンは、葬儀会社のクレジットカード会社と提携しているローンがあり、融資までのスピードが速めになっています。また、都市銀行ではフリーローンとして取り扱っているのが特徴です。
それに労金や信金は会員である必要がありますが、金利が低くなっているのがポイントです。