トラブル防止のためにも知っておく！初めての方向けカードローン講座

カードローンと言えば、TVをはじめ、いろいろな場面でコマーシャルをしている為、ほとんどの人がなんとなくでも知っています。それこそ条件を満たせば、カードローンの知識がなくとも誰でもお金を借りることができます。

しかし、だからと言ってそれが良いかと言えば、難しいところで、ある程度の知識がないままにカードローンを利用すると、必要以上に利息を払ってしまったり、気付いたら延滞を起こしてしまうこともあります。失敗によっては、後々新たにお金が借りられなくなることもあります。

そんなことにならない為にも、できればカードローンが初めてでも、ある程度の知識を持っておくことをオススメします。

知らないと困る？初めてでも知っておくべきカードローンに関する基本

急にお金が必要になった時に貸金業者や銀行からからお金を借りることができる金融商品を、カードローンと言います。

ローンと言えば住宅ローンや自動車ローンなどが良く知られていますが、この場合、家や自動車を買う為にお金を借りることを指します。カードローンの場合は、お金の使い道が自由とされている為、使い勝手がよく多くの人が申し込みをしています。

もちろん、申し込みだけならば、審査云々別にして実際には誰でもできます。

しかし、実際に申し込みができるのは、ある一定の条件を満たしているかどうかが重要です。

• 年齢の条件を満たしているか
• 安定した収入があるか
• 金融機関の条件を満たしているか

主にこれらの条件が揃っていれば、申し込みはできます。ただし、例えば専業主婦や学生など、カードローンの申し込みの難しい人がいます。また、可能だとしてもそれはごく一部の貸金業者や銀行になります。詳しくは当カテゴリを参考にしてください。

また、条件が揃っていて申し込みができたとしても、その後行われる審査は避けることができません。

知っている人には当たり前ですが、審査に通ってはじめてお金を借りることができます。

審査とは？初めてでも知っていた方がいいカードローンの審査について

カードローンが初めての場合、この審査のことすら知らない人もいます。確かに知らなくても、申し込みすれば必然的に審査は行われますし、審査に通ればカードローンの利用はできます。

しかし、知っているのと知らないのとでは準備や対応がずいぶん変わってきます。知らないからこそ、準備不足を起こして、審査に落ちる可能性も上がります。特に「総量規制」については知っておく必要があります。もちろん絶対ではないのですが、知らないと失敗をして審査に落ちることもあり得ます。

申込者がカードローンの返済が可能かどうかを調べるために審査がある

カードローンが初めてだと、審査で何を調べられるのか、何をチェックされるのかすらわからないでしょう。

審査では主にこの2つことについて調べられます。

初めてだと、そこまで知らずにただ単に申し込みするだけになってしまいますが、これらのことを知っていると、申し込み前に年収や過去のクレジットがどうだったかを確認することができるので、審査の対策ができます。対策ができないと審査に落ちる可能性がでてくるため、下手をすればあちこちのカードローンに申し込みしなくてはいけなくなります。

ちなみに総量規制は、貸付額（融資額）と年収が大きく関係した規制になります。

当カテゴリには、総量規制についての記事もあります。

また、他の基本的なカードローンの知識も含めて知らないと、審査に通っても返済時に行き詰まってしまう可能性も出てきます。

借りるだけではダメ！返済が困難になった時のことも知っておく！

カードローンの審査に通れば晴れてお金を借りられますが、広告にある金利や限度額についても、審査を経てその数字が決まります。

よく広告に見るような金利や限度額とは、限りません。

それも、初めてだとわからない人がいるでしょう。

そして、借入額や金利がはっきりすれば、返済額もおのずと決まってきます。この返済も、ローンでは重要なことの一つです。

返済を放置したら新規契約ができなかったり一括返済を求められる！

審査が通り、借り入れもすれば、返済が当然発生します。その返済ですが、基本は毎月行われます。金額については、初めてだったり、あまり深く考えない場合、よくわからないまま、なんとなく貸金業者や銀行の言われるままにその金額が決まることも多いでしょう。

これが結構大きなことで、油断して返済を怠れば後々大変なことになります。それこそ、「なんとかなる」と言う訳には行きません。

延滞の行く先に待っているのは世間でいるブラックと言われる事態です。

ブラックについても、なんとなく良くないイメージがあるでしょうが、では、何がどうなるとブラックと言われるようになるのか知らない人もいるでしょう。

まず返済が滞って延滞が発生するところから全てが始まると言ってもいいでしょう。その後、このような事態に陥ることになります。

• 新たな借入停止
• 一括返済の請求
• 新規のローンやクレジット契約の不可
• 債務整理や自己破産　　など

最終的には自己破産までに至る人もいます。実際にその数は、一昔よりは減ってはいるものの、まだまだ自己破産する人は多いです。少し前のデータですが、2016年で71,838件です。2000年の145,858件だったので、半分までに減ってはいますが、これは貸金業法が改正（2006抜本改正2010年完全施行）された影響もあります。総量規制も関係しています。

新しくお金が借りられないのは、いざという時にかなり困ったことになるでしょう。しかし、多少なりとも延滞が引き起こす事態を知っていれば、そうなる前に対策を立てることができます。

また、最初から無理な返済をせずに計画的に返済を行うことを意識するはずです。「なんとかなる」ではすまないのです。他のローンも含めて返済というものは、審査よりも重要なことかもしれません。

誰でも借りられる！しかし誰もが借りられない！それがカードローン

初めてならば、知らないことがたくさんあるのは仕方ないことですし、当たり前と言えば当たり前です。しかし、知らないことをそのままにしておいても何もいいことはありません。

最初の申し込みや審査でもある程度の知識があれば、むやみに審査に落ちる要因を作ってしまうことはないでしょう。多少なりともカードローンについて知っていれば、審査も多少なり自信を持って臨めます。（と言っても、絶対はありませんが。）

知らないままですと、申し込みや審査で失敗の確率が上がります。審査に落ちれば、また別にカードローンに申し込みしなくてはいけません。

ある程度の知識がなくてもカードローンの審査に通ることもありますが、これは実は当たり前ではなく、ある意味「運が良かった」と言えることなのです。「運が良かった」ことは、いつまででも続きません。

できれば、後で後悔しないように事前準備ができるよう、初めてでもある程度のことを知っておく必要があります。