カードローンは何も知らずに借入をすると後で損してしまうこともあります。すぐに借入をしたい気持ちはわかりますが、カードローンを利用するのであればどんなデメリットがあるのか知ってから借入することをオススメします。
デメリットを知っていれば対策をして、デメリットを最小限に抑えることもできます。ここではカードローンのデメリットとデメリットへの対策方法について紹介します。
カードローンは限度額の範囲内であれば借入と返済が自由にできるためとても便利です。
しかし便利すぎることがデメリットとなることもあるため、カードローンを使うのであればデメリットに気を付けなくてはいけません。
カードローンのデメリットとしては以下のようなことが挙げられます。
便利すぎるとついつい使いすぎてしまうという人も少なくありません。借金をしているという意識もなくなり、自分の口座からお金を下ろしていると勘違いしている人もいます。
カードローンを使うのであれば使いすぎには気を付け、お金を借りる時は借金という意識を持ち、本当に借りる必要があるのかよく考えてから利用する必要があります。
カードローンのデメリットは金利が高いという点です。
カードローンの金利はだいたい1.8%程度から18%前後であることが多く、目的別ローンは0.5%から3%程度となっています。金利はローンによって異なるため、金利が安いカードローンや金利が高い目的別ローンもある可能性もありますが、基本的にカードローンの金利は目的別ローンよりも高いです。
金利が高いとカードローンの返済時に発生する利息が高くなってしまいます。カードローンを使う人の中には利息の計算を行わずにお金を借りてしまうという人も少なくありません。
カードローンで発生する利息は、最終的に借入した金額と同等の金額に膨れ上がっていることも多いためお金を借りるのであれば利息の計算も忘れずに行うようにしましょう。
カードローンでの借金はなかなか完済することができず、完済までの期間が長くなることが多いです。
カードローンの便利さが借金の長期化となってしまうため、お金を借りる時は借金の長期化には注意しなくてはいけません。長期化してしまう原因の一つは「カードローンの返済方法」に原因があります。カードローンで借金をした場合は「約定返済」で月一回リボ払いによる返済で返済していくケースが多いです。
リボ払いによる約定返済は毎月の返済金額が少ない分、借金がなかなか減らず借金が長期化してしまいます。長期化してしまうと、返済の回数も増えて返済時に発生する利息も膨大になってしまい、最終的な返済額がとても高額となってしまいます。
長期化の2つ目の理由としてはカードローンが繰り返し使えることが原因となります。繰り返し使えるため、限度額の範囲内で何度でも借入できるためなかなか借金が減らなくなってしまいます。
特にカードローンはその便利さからついつい使いすぎてしまうケースも多いため、カードローンを利用するなら計画的にお金を借りる必要があります。カードローンは返済までの期間が長くなると、デメリットも大きくなるため借金の長期化には十分注意しましょう。
カードローンを持っていることで目的別ローンなどの審査に影響を与えることがあります。
プラス面に影響してくれれば良いですが、マイナス面で影響してしまうこともあるため、デメリットにもなりえます。例えば目的別ローンに申し込みをした段階でカードローンにも借金がある場合、目的別ローンの審査に通りにくくなってしまいます。
理由はカードローンの借金返済をした状態で目的別ローンでも返済できるのか?といった不安材料があるためです。カードローンの返済状況が目的別ローンに審査を与えることもあります。特に返済の延滞や滞納をした情報は目的別ローンの審査に通りにくくなってしまうため注意が必要です。
カードローンの借入金額や返済状況は信用情報機関に記録されており、目的別ローンで審査をする時に信用情報機関からカードローンの利用状況を確認することができます。当然返済の延滞があれば知られてしまうため目的別ローンなどの審査に通りにくくなってしまいます。
カードローンを利用するのであれば、近いうちに目的別ローンなどを組む予定がないかよく確認してから利用する必要があります。
カードローンと言えば銀行で扱っているカードローンをイメージする人も多いのではないでしょうか。先ほど紹介したカードローンのデメリットの他に、銀行カードローンならではのデメリットもあるため、申し込みをする前に確認しておく必要があります。銀行カードローンのデメリットとしては以下のようなことが挙げられます。
カードローンと言えば審査が素早いと宣伝されていることも多いですが、銀行のカードローンは即日に対応していません。最短でも申込をした翌日以降の借入となることが多いため、即日融資を希望する人は銀行カードローンへの申し込みは避けましょう。
カードローンと言えば消費者金融と銀行ですが、銀行カードローンは消費者金融よりも審査の基準が高めになっている可能性があります。理由としては銀行のカードローンは消費者金融のものよりも低金利となっていることが考えられます。
上限金利の比較になりますが、消費者金融では18%前後で銀行カードローンでは15%前後であることが多いです。金利が低い分銀行カードローンの方が審査も厳しく慎重になるため、属性が弱い人だと審査に落ちてしまう可能性もあります。
審査に通らないとカードローンでお金を借りることもできないため、審査が厳しいという点は銀行カードローンのデメリットとも言えます。
銀行カードローンは申込条件として、カードローンを扱っている銀行の口座を持っていることが条件となっていることが多いです。銀行カードローンへの申し込み時点で口座を持っていない場合は、同時に口座開設をする必要があります。
銀行カードローンの審査にかかる時間と口座開設の時間がかかることになるため、実際にお金を借りるまでに時間がかかってしまいます。口座開設には1週間から2週間程度時間がかかることも多いため、できるだけ急いでいるという人は注意が必要です。
カードローンと言えば銀行ともう一つは「消費者金融」というイメージが強いのではないでしょうか。消費者金融のカードローンにもデメリットがあるため申込をする前に確認しておきましょう。
消費者金融のカードローンのデメリットは金利が高いことにあります。先ほども紹介しましたが、銀行カードローンでは上限金利は15%前後程度に対して消費者金融では上限金利が18%程度となっていることが多いです。
たったの3%程度の違いですが、この違いだけで利息が大きく異なるため消費者金融で借入をする場合は利息には注意する必要があります。
消費者金融のカードローンで注意したい事は「総量規制」についてです。総量規制の対象となる消費者金融は借りられる金額に規制されます。消費者金融のカードローンでは自分の年収の3分の1を超えてお金を借りることができません。
年収が100万円の人であれば最大で33万円程度の借入しかできず、それ以上の借入はできません。そのため年収100万円の人が33万円の借入を希望をする場合は希望する金額を借りられないため注意が必要になります。自分の希望する金額と自分の年収で借りられる金額をよく考える必要があります。
この総量規制は貸金業に適応されるものなので、銀行カードローンは総量規制の対象にはなりません。
消費者金融と言うと、「お金を借りると詐欺被害に遭う」というイメージがある人もいるのではないでしょうか。大手の消費者金融であれば詐欺被害に遭うことはめったにありませんが、大手以外の消費者金融の場合は注意が必要になります。
いわゆる「中小消費者金融」「中堅消費者金融」「マイナー消費者金融」などと呼ばれる消費者金融の中には闇金が紛れていることもあります。違法な業者では違法な利息取られてしまったり、完済できなかったり、脅迫まがいな取り立てをしたりすることもあります。
大手の消費者金融のカードローンに申し込みをするのであれば特に問題はありませんが、大手以外の消費者金融に申し込みをする場合には正規の金融業者なのかよく確認する必要があります。
Webで検索してカードローンのことを調べてみたり、金融庁のwebサイトで調べたりすれば違法な金融業者なのか?正規の金融業者なのか?わかることも多いので、申し込みをする前に調べるようにしましょう。
「無審査」「審査が甘い」「無職でも借りられる」などといった宣伝文句を使っているカードローンは闇金の可能性が高いため特に注意しましょう。
カードローンにはデメリットもあるため、お金を借りる時の不安材料となります。デメリットをすべて無くすことはできませんが、工夫することによってカードローンのデメリットを抑えることができます。
カードローンでお金を借りるのであればデメリットを最小限にする方法でお金を借りてみてはどうでしょうか。
カードローンでは返済時に必ず利息が発生してしまうため利息面のデメリットをすべて無効化することはできません。金利や利息面のデメリット効果を抑える方法としては「金利が低いカードローン」でお金を借りる方法が考えられます。
金利は消費者金融よりも銀行カードローンの方が低いため、金利面のデメリットを最小限にしたいのであれば銀行カードローンへの申し込みを検討してみましょう。
金利面のもう一つの解消方法は金利0のサービスを行っている消費者金融を利用することです。消費者金融の中には初めて契約する人で短期間のみ利息0サービスを行っていることが多いため、利息を抑えて返済することができます。
短期間と言うとだいたい30日程度のことが多いため、最低でも1回分の利息は抑えることができます。また、30日以内に完済してしまえば無利息でカードローンを利用できるため少額のお金を借りる時に便利です。
お金の使用用途が決まっているのであればカードローンではなく目的別のローンを利用する方法もあります。目的別ローンは目的に応じた利用しかできませんがその分金利はとても低いため利息を抑えてお金を借りることができます。
銀行のカードローンは即日融資に対応していませんが、消費者金融のカードローンは即日融資に対応しています。消費者金融であれば申込をしたその日にお金を借りることができるため、急いでいる場合は消費者金融へ申し込みをしてみましょう。
消費者金融であれば土日や祝日でもお金を貸してくれるカードローンも増えてきているため土日や祝日に即日融資を受けることもできます。
完済までの期間が長くなりがちなカードローンで完済までの期間を短縮する方法は「繰り上げ返済」や「随時返済」といった返済を行うことです。
繰り上げ返済や随時返済をすれば借入残高を確実に減らせるため、カードローンにおける借金の長期化というデメリットを抑えることができます。
繰り上げ返済というのはカードローンで発生する「約定返済」の他に、自分の好きなタイミングで返済する方法です。お金に余裕がある時に毎月の最低返済額にプラスして少しでも多く返済していけば完済までの期間を短縮でき、利息も抑えることができます。
カードローンでお金を借りると他のローンを組む時に影響があるため、返済時に返済には注意が必要になります。延滞や滞納なく返済することができれば、むしろ「完済をした」という実績を作れるため審査に有利に働くこともあります。
また目的別ローンに申し込みをする場合は、カードローンを完済してカードの解約をしておけばほかのローン審査への影響を抑えることができます。
カードローンの使いすぎを最小限にする方法としては、限度額を必要最低限にしておくことが効果的です。限度額が大きいカードを持っていた方が使い勝手もよく便利ですが、使いすぎを防ぐためにも必要最低限の限度額にしておくようにしましょう。
また使いすぎを防ぐには、カードの持ち主の意識も重要です。カードローンは借金であることを忘れずに、使いすぎないように意識しましょう。カードローンを利用する場合はよく考えてから行い、必ず返済のことも考えるようにしてください。
カードローンでの借入にはデメリットも発生するため借入をするのであればデメリットのことも考えて慎重に行うようにしましょう。
また借入をするのであれば自分の状況や目的に合わせてカードローンを使い分けるようにしましょう。まず安全面のためにもカードローンは大手の金融機関が扱っているもの、もしくは正規の金融業者のカードローンを選ぶようにしましょう。
特に消費者金融の場合、闇金が紛れてしまうこともあるため申込をする時はカードローンを扱っている金融会社のことをよく調べるようにしましょう。
金利面のデメリットを抑えるのであれば、より金利が低いカードローンを選ぶようにしましょう。消費者金融よりも銀行カードローンの方が金利は低いため消費者金融と銀行ならば銀行の方がオススメです。
銀行は総量規制の対象にならないため借入できる規制がかかりません。高額の融資を受けられる可能性もあるため、高額の融資を希望する人は消費者金融ではなく銀行カードローンに申し込みをしましょう。
消費者金融は急いでいる人や短期間のみお金を借りたい人にオススメです。即日融資に対応していますし、短期間のみ金利0のサービスがあることも多いため利息0で融資を受けられます。