カードローンからの借入が多すぎて返済に手が回らない…。そんなカードローンの返済の悩みはおまとめローンで借金をまとめることで解消できることもあります。しかしおまとめローンを利用するには審査に通らなければいけないため、人によってはおまとめローンを利用できないこともあります。
ここではおまとめローンの審査の事について紹介していきます。どうして審査が厳しいのか、どんな人が審査に落ちやすいのか、申し込みをする前に参考にしてみてください。
おまとめローンの審査基準は厳しいと言われることが多く、実際におまとめローンの審査に落ちてしまう人も少なくありません。おまとめローンの審査が厳しい理由は2つあります。
おまとめローンの審査は甘いと考える人もいますが、実際は審査の基準が高いためまとめたくてもまとめられない可能性も高いです。
おまとめローンの審査が厳しいと言われる理由は、申し込みをした人の返済能力に理由があります。おまとめローンの利用を考えている人はカードローンでの借金返済ができていないという人が多いです。
おまとめローンの審査が厳しいと言われる理由はまとめた後の限度額にも理由があります。
借金をまとめるということはすでに契約しているカードローンの借金を合計することになるため、おまとめローンに高い限度額が必要となります。
限度額は融資を受けられる金額となるため、限度額が高ければ高いほど審査が厳しくなってしまいます。当然借金をまとめるおまとめローンは限度額が高額になりやすいため、審査に通りにくくなってしまいます。
限度額が高いと審査が厳しい理由は、高い限度額でお金を貸した場合にもしも返済されなかったらカードローン側が大きく損をしてしまうリスクがあるためです。カードローンからの合計金額が多ければ大きいほど審査は厳しくなってしまうため、借金金額が多すぎる人はまとめられない可能性も十分にあります。
おまとめローンに申し込みをしても審査に通らないことはあるため、なかなか審査に通らない場合は自分の状況をチェックしてみましょう。
以下のような状況が審査落ちの原因になることがあります。
カードローンの借入件数や借金が多すぎるとおまとめローンの審査に落ちやすくなってしまいます。借入件数は3社程度なら審査に通ると言われていますが、5社以上となると審査に通りにくくなると言われています。
借金の金額にもよりますが、5社以上の契約件数がある場合は借入件数が原因で審査に落ちてしまった可能性が高いです。借金の金額は多ければ多いほどおまとめローンの審査に通りにくくなります。
具体的に言うとすでに自分の年収の3分の1程度の借金があると審査に通りにくくなります。借入件数が多い人は、合計でどれくらいの借金があるのか?また借金金額が自分の年収の3分の1を超えていないか確認してみましょう。
これらの対策としては、まず借入件数については完済しやすいカードローンの借金を完済して借入件数を減らす方法があります。完済しやすいカードローンを1つずつ完済していき、借入件数を減らしてからおまとめローンに申し込みをしてみると審査に通る可能性があります。
借金の金額についても、おまとめローンに申し込みをする前に少しでも減らしておくと審査への悪影響を減らすことができます。借入件数や借金を減らすことで必ず審査に通るわけではありませんが、少しでもおまとめローンの審査に通る可能性を上げたい場合は対策してみましょう。
おまとめローンはカードローンの借金返済の状況が悪いと審査に通らない理由になることもあります。
具体的に言うとカードローンの借金返済ができておらず、延滞や滞納をしている場合は審査落ちの理由となります。いわゆるブラックリストや異動と言った情報が信用情報機関に登録されているとおまとめローンの審査に通りません。
このブラックリストや異動情報はカードローンの返済が2か月から3か月以上延滞していると登録されています。短期間の延滞や滞納が原因で審査に落ちることもあります。半年以内に2回以上の延滞や滞納があると異動やブラックリストでなくても審査に落ちてしまうこともあります。
つまり過去に延滞の延滞や滞納があると審査に通りにくくなってしまうため、おまとめローンの利用を検討している場合は延滞や滞納をできるだけしないようにしましょう。
一度ブラックリストや異動情報に登録されてしまうと1年から5年程度、カードローンやまとめローンと言ったローン各種の審査に通らなくなるためお金が必要になったときにローンが利用できなくなってしまいます。
自分の信用情報は、信用情報機関に申請をすれば情報を請求することもできるため不安な人は一度情報を請求してみると良いでしょう。
おまとめローンの限度額も審査によって決まり、申し込みをする人によって限度額が制限されてしまうこともあります。
具体的に言うと以下のような場合はおまとめローンの限度額が制限されてしまう可能性があります。
年収によって限度額が制限されることもあります。多くの場合、限度額は自分の年収の3分の1が最高となり、年収の3分の1を超えた限度額に設定されることはあまりありません。
雇用形態や年齢でも限度額が制限されることがあり、例えば雇用形態がパートやアルバイトだと限度額が50万円までというおまとめローンも少なくありません。年齢の場合は60歳以上の場合は50万円までしか融資を受けられないといった制限があるおまとめローンもあります。
おまとめローンは他社借入や延滞があると限度額に制限されることもあります。他社借入と言うのはカードローンだけではなく、クレジットカードのキャッシングなどのローンも含まれます。
つまりカードローン以外のローンで借入をしていた場合もおまとめローンの限度額に制限されることもあります。他社借入や延滞がある人にとって、制限があるとはいえおまとめローンを利用できることはメリットですが、制限されることでデメリットも発生するため注意が必要です。
おまとめローンの限度額が制限されてしまうと、自分の借金金額によってはすべての借金をまとめられない可能性もあります。
例えばおまとめローンの限度額が50万までに制限されてしまい、自分の借金が合計で100万円あるとします。この場合は当然ですがおまとめローンでは最大でも50万円までしか借りることができないため、100万円すべての借金をまとめることができなくなってしまいます。
このように限度額に制限がかかってしまうと借金をまとめることができずに、借金の問題が解決しない可能性もあります。
おまとめローンですべての借金をまとめられなくても、おまとめローンを利用した方が良いこともあります。例えばカードローンaから20万円、カードローンbから30万円、カードローンcから50万円の合計100万円の借金があるとします。
おまとめローンで限度額が50万円までと制限されていたとして、カードローンaとカードローンbのまとめることができ、実質の借金の返済はおまとめローンとカードローンcの2つのみにすることができます。返済先が1つ減るため、毎月の返済回数も1回減るため負担を減らせますし、利息を減らせる可能性もあります。
実際に計算しなくては分かりませんが、すべての借金をまとめられなくても借金の一部をまとめることで返済が楽になったり利息が抑えられたりすることもあるため、まとめられるのであればまとめた方が良い場面もあります。
おまとめローンを扱っているというと銀行と消費者金融をイメージする人も多いのではないでしょうか。おまとめローンを扱っている金融会社は多く、それぞれに特徴があります。おまとめローンを選ぶ時には自分の状況に合わせて、特徴の事も考えて選ぶようにしましょう。
消費者金融のおまとめローンは銀行よりも審査の基準が低いことが特徴です。また審査が終わるまでの時間も早く、より素早く融資を受けたい人にも向いています。
ただし消費者金融のおまとめローンは利用しやすい反面、金利が高いケースが多く今よりも利息を安くすることができないことも多いです。そのため消費者金融のおまとめローンは利息の事は考えず、とにかくまとめて完済したいという人にもオススメです。
また消費者金融の場合は総量規制のことにも注意する必要があります。消費者金融ではおまとめ専用ローンを扱っていることもあり、専用ローンであれば総量規制の対象となりません。つまり消費者金融でもおまとめ専用ローンを利用すれば年収の3分の1を超えての借入も可能ということになります。
銀行のおまとめローンはやはり低金利という点が特徴でありメリットでもあります。銀行のおまとめローンを利用すれば、今よりも利息を抑えられる可能性があるためもっと利息を安くしたいという人にオススメです。
デメリットとしては審査の基準が高いという点が挙げられ、属性や返済状況によってはまとめられない可能性もあります。もしくは制限付きでのおまとめとなってしまうこともあるため、属性や返済状況に不安がある人は注意しておきましょう。
おまとめローンの利用を考えている人の中には利息を抑えたい人や返済額を減らしたいと考える人も多いです。利息をできるだけ抑えたいという場合は、金利と返済額に注目してみましょう。
おまとめローンの返済額はローンによって異なるため、返済額を減らしたい場合は事前に返済額がどれくらいになるのか調べるようにしましょう。また返済額を下げる場合は、利息には注意が必要です。
返済額を下げると完済までの期間が長くなり、利息が高くなってしまうケースもあります。利息をできるだけ抑えたいのであれば、今よりも金利が低いまとめローンを選びできるだけ早く完済できるように返済計画を組み利息を抑えるようにしましょう。
おまとめローンを利用する前に返済シミュレーションを使ってまとめた前とまとめた後の利息にどれくらいの差があるのかよく計算してからおまとめするようにしましょう。
おまとめローンを利用するためには審査があるため、審査に通らずどうしても利用できないという人もいます。おまとめローンを利用できなかった時のカードローンの借金の対策方法はいくつか挙げられます。
なかなかまとめローンを利用できない場合は、一つずつコツコツ返済していくしかありません。例えばまず金利が低いカードローンから返済をしていき、完済できたら次のローンの返済…と言ったように少しずつ完済を目指していくことを検討してみましょう。
カードローンの借金はおまとめローン以外でまとめることもできます。例えばフリーローンでまとめることもでき、3社のカードローンから合計90万円の借金があるとすれば、フリーローンから90万円を借りて完済をしてまとめるという方法もあります。
ただしおまとめローンの審査に通らない場合、フリーローンの審査にも通らない可能性も高いため利用できないことも多い方法です。この方法と同じように、カードローンを使ってまとめることもできます。
複数のカードローンからの借金があり、まとめることができないのであれば債務整理をして借金をまとめることも検討しましょう。債務整理をすると法的に借金をまとめることができ、借金が免除されることもあれば利息が減らされることもあります。
ただし一度債務整理をすると、完済するまでローンでの融資ができなくなってしまうため、目的別ローンを組む時に困ってしまうこともあります。債務整理の事が良く分からないという人や、債務整理をした方が良いのか分からないという人はまず専門家に相談してみてはどうでしょうか。
金融関係の専門家が無料で相談を受け付けしていることも多いため、もう借金がどうしようもない人やおまとめローンが利用できずに困っている場合は相談してみると良いでしょう。
おまとめローンの審査は厳しいため、申し込みをしたけど審査に落ちたという人もいるのではないでしょうか。
一度審査に落ちてしまった場合は、すぐに再挑戦するのではなくまずは審査に落ちてしまった理由を考え、対策してみてください。
例えば借入件数や借金の金額が多すぎる場合は、返済できるのであれば借入件数を減らすもしくは借金を減らしてから申し込みをすることで審査に通る可能性は上がります。おまとめローンの審査に落ちてしまう理由は大まかであればwebで検索することで知ることができます。
自分の状況をよく確認することで大体どんな理由で審査に落ちてしまったのか目星を付けられることもあるため、審査落ちの理由が分かった場合は対策をしてから再挑戦するようにしましょう。
カードローンの借入件数が多すぎて返済できない場合や、とにかく完済を目指したい、管理をもっと楽にしたいといった場合はおまとめローンでカードローンの借金の一本化を検討してみてください。